【3歳児の喧嘩】見守る?止める?対応方法をご紹介
3歳児になると、友だちとの関わりが増えてきます。友だちとの関わりが増えるということは、そのなかでトラブルにつながることもあるということ。喧嘩をする姿が見られることもあるでしょう。今回は、3歳児の喧嘩について見守るべきか止めるべきか、保育士に求められる対応についてご紹介します。喧嘩はいつ起きるかわかりません。いざというときに備えて、知識をつけておきましょう。
見守るべき喧嘩とは
喧嘩には、見守るべき喧嘩と止めるべき喧嘩があります。見守るべき喧嘩は、子どもたち同士で解決ができそうな喧嘩のこと。見守るべき喧嘩の特長をチェックしてみましょう。
喧嘩をしている子どもが泣いていない
喧嘩をしている子どもが泣いていないときは、お互いに冷静になりながら、どこかで折り合いをつけようとしていることが多いです。沈黙状態に見えても、相手に言うべき言葉を探しているのかもしれません。喧嘩が終わるまで目を離さずに見守ってみましょう。ただし、喧嘩が進むにつれて泣き出す子どももいます。泣くことを我慢している可能性もあるため、助けを求める姿があったときにはフォローをしてくださいね。
子ども同士で話し合っている
喧嘩を解決するために子ども同士で話し合っていることもあるでしょう。基本的に見守ることが大切です。3歳児は少しずつ会話が成り立つようになる時期。子どもたちは、自分たちで解決しようと知っている言葉を駆使して話し合っているはずです。喧嘩は、自分たちで解決しようとする力を養うタイミングでもあります。冷静に納得のいく話し合いができるよう、場所を確保してあげても良いかもしれません。
止めるべき喧嘩とは
もちろん、喧嘩には止めるべき喧嘩もあります。止めるべき喧嘩は、子どもたち同士で解決が難しそうな喧嘩のこと。止めるべき喧嘩の特長をチェックしてみましょう。
激しい喧嘩で怪我をしそう
会話が成り立つようになる反面、まだまだ感情のコントロールが難しい時期でもあります。気持ちが昂ることで、手や足が出てしまう子もいるかもしれません。押す、蹴る、叩くといった行為はお互いの怪我にもつながります。喧嘩が激しいときには、怪我を防止するためにもすぐに止めましょう。クールダウンする時間を作ることが大切です。
子どもが暴言を言った
喧嘩中に、思わず子どもが暴言を言うこともあります。暴言は言葉の暴力です。言われた子どもは心が傷つきます。喧嘩がさらにヒートアップし、暴力につながってしまうことも。喧嘩のなかで暴言が出てきたときには、すぐに止めに入りましょう。相手を言葉で傷つけたこと、言ってはいけない言葉であることを冷静に伝えてください。また、暴言を言う姿が繰り返し見られるときには、家庭での様子を聞くことも大切です。
複数対一人である
複数対一人の喧嘩である場合、一人の子どもに対して攻撃的な喧嘩であることもあります。状況を的確に判断し、すぐに止めましょう。複数からの一斉攻撃は、心に負うダメージが大きいといわれています。とはいえ、喧嘩には必ず理由があるはずです。子どもたちそれぞれから話を聞き、仲裁役として解決に向けて手を差し伸べましょう。
3歳児の喧嘩で保育士が求められる対応とは
3歳児の喧嘩で保育士が求められる対応は、子どもたち自身が言葉で解決して仲直りに導くことです。見守るべきかすぐに止めるべきか、状況を的確に判断しましょう。どのような喧嘩であっても、子どもたちそれぞれの話をしっかりと聞いてくださいね。3歳児の喧嘩を対応するときに、心がけたい2つのポイントをご紹介します。
お互いの言い分を聞く
喧嘩の仲裁のためには、子どもたちそれぞれの言い分を聞かなければなりません。思いに共感し、受け止めましょう。感情を上手に言葉にできず、泣き出す子どももいるかもしれません。環境を変え、気持ちを落ち着かせることも大切です。それぞれの言い分を聞いたら、わかりやすい言葉で状況を整理してあげましょう。状況が整理されることで、子どもたちが自分で喧嘩を解決する近道にもなります。
解決策を問いかける
3歳児は、社会の一員である自覚が芽生えつつある状態でもあります。初めての喧嘩に、どうすればよいのかわからない子どももいるでしょう。それぞれの思いを聞き、喧嘩の原因を突き止めたうえで解決へと導くことが求められます。「どうすればよいと思う?」「どんな気持ちになったかな?」など、一つひとつを問いかけて子どもたちだけで解決できるよう促しましょう。経験を積み重ねることで、子どもたちも喧嘩の解決方法が見つかるようになります。子どもたちのなかから解決策が出てこないときや話し合いが平行線のときには、選択肢を与えることも効果的です。
札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ
3歳児で見られる喧嘩の対応についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。
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