認可から認可の転園は非現実的?希望園に決めるためにできること
通い続けるのに不便、子どもに対する考えが合わないなど、転園を考えることがあるかもしれません。保活を頑張って認可保育園に入園できた家庭にとっては、転園はもったいなく感じてしまうことも。もし、認可から認可に転園できたらどうでしょう?今回は、認可から認可への転園についてご紹介します。
認可から認可への転園はできる?
原則、認可から認可への転園は認められています。転園の理由を保育園に知られることもありません。ですが、認可保育園は人気が高く、新たな入園であっても大変と言われています。さらに、認可保育園は希望する家庭が定員数よりも多い場合に、点数による選考を実施。点数によっては、スムーズに転園先が決まらない可能性も高いのです。認可から認可への転園の場合、点数を減点する自治体もあります。
認可から認可へ転園するためにできること
たとえ可能性が低くても、認可から認可へ転園したい、と考える家庭もあるでしょう。認可保育園においてスムーズに転園を決めるためには、保活を行う時期と点数をできるだけ加点することがポイントになります。3つのポイントをチェックしてみましょう。
3歳からの転園を狙う
認可保育園では、保育士1人に対する子どもの人数が決まっています。子どもの定員数が大きく変わるのは3歳児クラスから。2歳児クラスでは保育士1人に対する子どもの人数は6人です。3歳児クラスになると、20人まで一気に増えます。2歳児クラスからの持ち上がりがあっても、0歳児から2歳児クラスと比較すると枠の大きさは歴然です。さらに、保育士1人に対する子どもの人数であるため、規模の大きな保育園であるほど枠も比例して増えていきます。できるだけ低年齢で認可から認可への転園をしたいときには、3歳児クラスの新年度に向けた保活がおすすめです。
兄弟・姉妹が在園する園を狙う
認可保育園に入園・転園するために必要な点数は、以下の項目で計算されます。
・基準指数
・調整指数
・優先順位
なかでも、調整指数は家庭の状況によって加点・減点される項目です。兄弟や姉妹がすでに在園している場合、調整指数が加点になります。一人っ子の家庭と比較すると、少しだけ有利になるでしょう。認可から認可への転園で減点になってしまう場合には、兄弟・姉妹の加点によりカバーすることも叶います。
両親がフルタイムで働く
保護者の情報は、基準指数にて点数化されます。働く状況も点数になるのです。両親がそれぞれフルタイムで働くことで、就労状況の点数を最大限に高められることになります。ただし、待機児童問題が話題になる昨今では、多くの家庭が両親ともにフルタイムで働いています。認可から認可への転園を希望するとき、両親のどちらかがフルタイムで働いていない場合に点数を高められる方法です。
認可から認可への転園はいつ?
認可から認可への転園に関わらず、年度途中であっても保育園の転園は行うことができます。ただし、定員数に空きがないなか転園を希望しても、なかなか転園先は決まりません。多くの保育園では、年度初めが人数の動く時期といわれています。できるだけスムーズに転園先を決めたいときには、申込みを行う時期にもこだわると良いでしょう。また、転園には申込みの期限があります。転園したい月の前月の10日が期限であることが多いので、期限内に申し込みを行ってください。
認可から認可への転園が決まらないときには
いざ転園の申し込みを行ったとしても、希望通りに転園が決まるとは限りません。転園先が決まるまでの間にできることを2つご紹介します。
在園を続ける
転園先が決まってから、在園する園に退園届を提出することになります。そのため、転園の申込みを済ませ、空きが出るまでの間は在園する園に通い続けることができるのです。転園を希望したからすぐに退園しなければいけない、というわけではありません。ただし、転園先が決まって同意を得た時点で、在園している園は次の家庭へと入園の連絡を行います。辞退は原則難しいとされているので、しっかりと家庭で話し合ってから転園を申し込みましょう。
認可外保育園に転園する
認可から認可への転園では、点数の減点がネックになります。少しでも加点を増やしたいときには、認可外保育園へ一度転園することも方法の一つです。認可外保育園や一時保育の利用実績を作ることで、保育の必要性があると加点してくれる自治体があります。認可保育園と比較すると割高な費用にはなってしまいますが、どうしても加点の項目を増やしたいときに有効です。ただし、一時保育には利用する理由によって週の利用回数が決まっています。両親が週5日働いている場合には、現実的ではありません。
認可から認可への転園は中和興産株式会社へ
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