【保育士向け】クレームが辛い!辞めたい気持ちから立ち直る処世術とは

保育園は保護者が大切に育てている子どもを預かる場所。
保育士・保護者ともにできるだけトラブルは避けたいはずです。
ですが、日々の保育を送るなかで、保護者からクレームを受けてしまうことも。
内容によっては、今後の保育に活かすことができるでしょう。
理不尽な内容であった場合、「保育士を辞めたい」という気持ちが大きくなるかもしれません。
今回は、保育士が受けたクレームから辞めたい気持ちになったときの処世術をご紹介します。

 

辞めたい気持ちになる…保育士が受けやすいクレームとは

まずは、どのようなクレームが受けやすいのかチェックしてみましょう。
保育士が受けやすいクレームは、3つのジャンルに分けることができます。

・食事に関するクレーム

・行事に関するクレーム

・ルールに関するクレーム

 

食事に関するクレーム

基本的に、保育園での食事はみんなで同じものを食べます。
アレルギーがある場合のみ代替食を提供する方法が一般的です。
「我が子の嫌いなものは給食に出さないでほしい」「足りないときにはおかわりじゃなくほかの食べものを提供してほしい」
など、特別対応を求めるクレームを受けてしまうことも。
好き嫌いをはじめとする家庭の方針は、すべてに対応できるわけではありません。
とくに給食は必要な栄養素が計算されているもの。
これらのクレームを受けることにより、辞めたいと思う保育士がいるようです。

 

行事に関するクレーム

保育園で行われる行事は、保護者にとって特別な思いを抱くこともあるようです。
楽しみに思うゆえにクレームを出す保護者もいます。
「仕事があるから絶対に〇日にしてほしい」「我が子を主役にしてほしい」「どうして我が子が後ろの列なのか」など、
クレームを受けてしまうこともあるでしょう。
行事は、多くの家庭が参加できるように保育園が日程を決めるもの。
クレームを受けたからといって変更することはありません。
また、特定の子どもばかり目立つことは特別扱いになってしまいます。
公平な立場でありたい保育士は、クレームによって辞めたい気持ちを強めるでしょう。

 

ルールに関するクレーム

保育園では、それぞれルールを定めています。どのルールも子どもや保護者が公平となるように考えられたもの。
なかには、保護者間で意見を出し合って決めたルールもあるでしょう。
ですが、そのルールに関してクレームを受けることも多いようです。
「保育園からの卒園プレゼントは予算を倍に増やしてほしい」「もっと早く開園してほしい」など、
ルールを変えることを求めるクレームが挙げられます。どのルールも保育園を円滑に運営するために欠かせません。
難しい要求をクレームによって受けることで、辞めたい気持ちになる保育士がいます。

 

クレームを受けて辞めたい気持ちを立ち直る処世術とは

クレームとは、理不尽な要求のこと。
「そんなの無理」「私に言われても困る」と頭を悩ませることもあるかもしれません。
ですが、クレームを受けたときには誠実さとスピードさを心がけましょう。
どんな内容であっても、しっかりと話を聞くことが大切です。
不満に思うことがあっても決して表情に出してはいけません。
自分だけで解決できないときには、主任保育士や園長など上司に相談しましょう。
上手にクレームと付き合えるようになれば、辞めたいという気持ちも和らぐはずです。
ただし、我慢を続けることは心身に悪影響を与えます。自分を大切にすることも処世術の1つです。

 

密なコミュニケーションを心がける

人となりがわかれば、クレームにも寄り添えるかもしれません。
日頃から保護者と密なコミュニケーションを心がけましょう。
保護者の気持ちがわかることで、クレームのなかにある不安や心配を受け止めることができます。
保護者と信頼関係を築くためには、誠実な対応も欠かせません。
クレームを受けて対処できないときには、一度持ち帰って後日返答すると答えることもおすすめです。
クレームのなかには、話を聞いてもらうことで解決することも多々あります。

 

代替え案を提案する

クレームがなかなか解決しないときには、代替え案を提案することもおすすめです。
クレームに限らず、すべての要望に応えることは難しいでしょう。
「ここまでなら対応できる」という具体例を伝えることで、保護者も納得しやすくなります。
保育園・保育士は常に子どもの最善を考えているはずです。
なぜこの代替え案になったのか、理由や背景を伝えることも効果的でしょう。
代替え案を考えるときには、一人で決めず上司に相談することを徹底してくださいね。

 

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クレームを受けて辞めたいときに試したい処世術についてご紹介しました。
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