【保育士向け】乳児から遊べる！感触遊びで五感を育もう

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【保育士向け】乳児から遊べる！感触遊びで五感を育もう

2021.03.27

【保育士向け】乳児から遊べる！感触遊びで五感を育もう

五感を刺激する遊びに、感触遊びがあります。0歳児から楽しめる遊びとして保育園でも大人気です。また、身近な題材を使うことで簡単に新しい感触に出会えると、保育士からも支持されています。今回は、感触遊びとは何か、人気の題材を詳しくご紹介します。活動のなかで子どもたちの興味を引き出し、新たな感触に出会う機会を作りましょう。感触遊びについて知りたい人は、参考にしてみてくださいね。

感触遊びとは

感触遊びとは、身の回りのものを使って素材の触り心地を楽しむ遊びです。いろいろな素材に触れて感触を確かめることで、指先の感覚を分かったり好奇心と想像力、思考力を高めたりすることにつながります。感触遊びは五感が敏感な成長時期にぴったりの活動といえるでしょう。形作りや見立て遊びなど、幅広い遊びに展開できるところも魅力です。

保育で使える！感触遊びの題材とは

保育園で使える、感触遊びの題材についてチェックしてみましょう。食材を使うときには、アレルギーの有無に配慮をしてください。以下の題材についてご紹介します。

・小麦粉粘土

・寒天・春雨

・片栗粉スライム

・緩衝材

・水や氷

・スズランテープ

・新聞紙

小麦粉粘土

小麦粉に水を加えて練ると、小麦粉粘土が完成します。練ったりちぎったり、丸めたり伸ばしたりといろいろな形を作って楽しめるでしょう。まずは保育士が小麦粉粘土を用意しておくと、感触の抵抗感を少なく始めることができます。慣れてきたら小麦粉粘土を作る段階から活動に取り入れても良いかもしれません。ほかにも、食紅を使って色付けしたものを用意すると、見立て遊びにも活躍してくれます。粘土用の型抜きやナイフとの組み合わせもおすすめです。

寒天・春雨

水で戻す寒天や春雨も感触遊びの題材に人気です。そのままのものと水で戻したものを用意し、感触や見た目の違いを楽しみましょう。それぞれの違いを子どもたちに問いかけると、新たな発見にも繋がります。寒天や春雨を使った感触遊びは、ぐちゃぐちゃとした音やぷるぷるとした柔らかさを感じられるはずです。フォークやスプーンを使うと、食具を扱う練習にもなります。

片栗粉スライム

片栗粉に水を加えて練ると、片栗粉スライムが完成します。力を入れて握ると固く、手を離すとドロドロの液体に戻る不思議な感覚が楽しめるはずです。ビニールシートを敷いた机のうえで、片栗粉スライムを垂らしてみても良いでしょう。ただし、片栗粉やスライムの感触を苦手とする子どももいます。ビニール袋やポリ袋を用意しておくと、少しずつ感触に慣れることができおすすめです。

緩衝材

プチプチ、と呼ばれる緩衝材も感触遊びにおすすめです。カサカサとする音は、0歳からも楽しめます。また、凹凸が小さめなので指先を細かく動かす活動をしたいときにもぴったり。慣れてきたら雑巾のように絞って、より大きな音を出してみましょう。緩衝材の凹凸は、丸い形が定番。なかにはハート型など変わった形のものもありますよ。セロハンテープやガムテープと組み合わせて、なにか形を作ってみても楽しいです。

水や氷

身近な水や氷は、感触遊びのスタートにぴったりの題材です。色水を触ったり凍らせたりすることで、冷たさや温かさ、固さと色をを楽しめます。手洗いが身についた時期は、水に触りたがる子どもも多いでしょう。活動として存分に触る機会を作ることで、気持ちを満たすことにも繋がります。ほかにも、花や木の実、マスコットなどを水と一緒に凍らせて、溶ける様子を観察しても楽しいです。

スズランテープ

スズランテープも身近な題材の一つといえるでしょう。カラフルな色合いで目でも楽しむことができます。ポールに切ったスズランテープを複数吊るしてカーテン状にしたり、ポンポンを作ったりと取り入れ方もバリエーション豊かです。子どもたちとスズランテープを割くと、サラサラとした感触やカサカサとした音を楽しめるでしょう。ただし、割きすぎると細かなスズランテープが床に落ちます。誤飲には気をつけてください。

新聞紙

新聞紙は、簡単にできる感触遊びの王道アイテムです。ビリビリ、カサカサ、ぐしゃぐしゃなどとさまざまな感触と音を楽しめます。また、新聞紙は広げると大きな形であるため、見立て遊びにもぴったり。マントやドレス、剣など新聞紙を使って自由に作ることができます。セロハンテープを用意しておくと、より見立て遊びが展開するでしょう。チラシのなかから美味しそうな食べ物を探しても楽しいです。新聞紙は、感触だけでなく表現や想像する力も養うことができます。新聞紙は、大豆インキで印刷したものを使うとより安心です。