【保育士向け】1歳児の食事で求められる援助6選

【保育士向け】1歳児の食事で求められる援助6選

保育園生活で毎日訪れる食事の時間。食育に力を入れている保育園・保育士も多いでしょう。1歳児は、食べることが楽しくなり始めたり好き嫌いが出てきたりする時期です。この時期に保育士が適切な援助をすることで、食事の時間がより豊かになるといわれています。今回は、保育士が求められる1歳児の食事の援助についてご紹介します。

 

1歳児の食事のねらいとは

まずは1歳児の食事のねらいについてチェックしてみましょう。1歳児は、離乳食も完了し自分で食事をするようになります。

・食事の楽しさを知る

・意欲的に食具を使って食べる

この2つについてしっかりと理解しておくことで、適切な援助ができるようになるはずです。

 

食事の楽しさを知る

食事の楽しさを知ることは、食育の一歩ともいえます。人間は、食べなければ生きていくことはできません。1歳児の頃から食事の楽しさを伝えることで、その後の食に対する意識も豊かなものになるはずです。食べ物を見る、触れる、食べることから楽しさを伝えましょう。「いただきます」「ごちそうさま」といった食事の挨拶も毎日繰り返すことで、1歳児から習慣として身につきます。

 

意欲的に食具を使って食べる

1歳児は自分でやりたい、やってみたいと意欲を持ち始める時期でもあります。この時期を利用して、食具を持つことから始めてみましょう。食具は、段階を踏んで正しい持ち方が身につきます。まずは子ども一人ひとりが食具の使用に興味を持つことが大切です。また、食具の使用には手首や指先の発達が求められます。日常の保育で発達を促す活動を取り入れることで、スムーズに食具の使い方が身につきます。

 

1歳児の食事で保育士がするべき援助とは

1歳児の食事で保育士がするべき援助についてチェックしてみましょう。

・咀嚼の習慣が身につく援助

・口の中に食べ物を入れすぎない援助

・食事の挨拶が身につく援助

・落ち着いて食事を行う援助

・個々に合わせた食具を使う援助

・手や口を清潔にする援助

全部で6つの援助をそれぞれご紹介します。

 

咀嚼の習慣が身につく援助

しっかりと咀嚼をしなければ喉に詰まらせてしまいます。保育士が噛む姿を見せ、十分に咀嚼する習慣が身につくようにしましょう。「もぐもぐ」「かみかみ」などとわかりやすい言葉かけも効果的です。また、噛みやすいよう調理師と連携することも大切。大きさや形など、咀嚼がしやすいよう工夫してもらいましょう。噛み切りやすいよう切り込みを入れる、1口サイズにするといった工夫が一般的です。

 

口の中に食べ物を入れすぎない援助

次から次へと食べ物を口に入れると、喉に詰まらせる原因になってしまいます。口の広さに合わせて適量を入れることを身につくようにしましょう。また、次の1口は飲み込んでから、などと約束を決めることもおすすめです。しっかり噛んで飲み込む、それから次の1口を口に入れる、といった流れを作ってあげると良いかもしれません。

 

食事の挨拶が身につく援助

食事の挨拶は、食材や作ってくれた人に対する感謝を示します。1歳児の頃から「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶が身につくようにしましょう。食事の挨拶は一番はじめのマナーでもあります。とはいえ、まだはっきりと言葉を話せる子どもも少ないでしょう。手を合わせるところから習慣づけることがおすすめです。このとき、保育士が代わりに言葉を発することで挨拶の大切さが伝わります。

 

落ち着いて食事を行う援助

落ち着いて食事ができる環境になることで、早食いや詰め込みの防止になります。また、ソワソワする環境では食事を楽しむことも難しいでしょう。とくに、席順によって食事の環境が劇的に落ち着くといわれています。子ども同士の相性を理解しているのは保育士だけといえるでしょう。あえて仲の良い子同士を離す、お手本になる子を中央近くの席にするなど工夫が求められます。

 

個々に合わせた食具を使う援助

1歳児はまだまだ一人ひとりの発達の速度に差がある時期です。子どもの発達や興味に合わせて食具を使うよう声をかけましょう。また、友だちが食具を上手に使う姿を見て意欲的になる子どもも多くいます。まずは上手持ちからはじめ、子どもの発達に合わせてステップアップしてください。

 

手や口を清潔にする援助

食事の前には手を洗う習慣を作りましょう。食事の最中にも手や口が汚れたら、その都度拭いて清潔を保ちます。子どもによっては手が汚れることを嫌う子もいるため、一人ひとりにおしぼりを用意しておくことも効果的です。食事の前に関連する絵本の読み聞かせを行い、手や口を清潔にする大切さを伝える保育園もあります。

 

札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ

1歳児向けの食事の援助についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

 

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