【保育士向け】2歳児のねらいや特徴をご紹介

【保育士向け】2歳児のねらいや特徴をご紹介

新年度になると、新しいクラス運営が始まります。持ち上がりになる保育士もいれば、新たにクラスを受け持つ保育士もいるでしょう。スムーズなクラス運営のためには、年齢に合わせた発達の特徴について的確に捉えることが大切です。今回は、2歳児のねらいや発達について特徴をご紹介します。新年度から2歳児の担当になる保育士は、参考にしてみてくださいね。

 

2歳児クラスの保育のねらいとは

2歳児クラスの保育のねらいは3つあります。

・身体の動き

・生活習慣

・言葉

それぞれを詳しくチェックしてみましょう。

 

身体の動き

2歳児になると、全身や手指を自由に使えるようになってきます。この時期は、基本的な運動機能が伸びる時期です。思いきり身体を動かす機会を作り、楽しさや喜びを共有しましょう。また、行動範囲も広がります。戸外活動では新たな活動場所を提案することもおすすめです。

 

生活習慣

身体の動きが発達することにより、身の回りのこともこれまで以上に自分でできるようになります。この時期には、生活習慣を身につけることを目指しましょう。また、自分でやってみたいという意欲が湧く時期でもあります。興味や関心、やりたい気持ちを尊重できるよう、保育士も心に余裕を持つことが大切です。保育園の方針によっては、2歳児クラスでは積極的にトイレトレーニングを行うことも。トイレトレーニングの進退には子ども一人ひとりの個人差が大きく現れます。園内で情報共有するだけでなく、家庭ともしっかりと連携しましょう。

 

言葉

2歳児は、言葉の爆発期とも呼ばれます。今まで以上に記憶・理解できる言葉の数が増えるのです。さらに、今まで子ども自身が生活を通して頭にストックしていた言葉も発語として現れることが多いです。会話も、単語から文章へとステップアップするでしょう。この時期には、人と会話をする楽しさを伝えることが大切です。保育士とのやり取りはもちろんのこと、貸し借りなどを通して子ども同士での会話もできるよう援助しましょう。絵本の読み聞かせも、これまでより難しいストーリーを楽しめるようになります。

 

イヤイヤ期?2歳児の特徴をチェック

つぎに、2歳児の特徴についてチェックしてみましょう。代表的な特徴の一つに、イヤイヤ期が挙げられます。保育園で生活をしていて、「いや、だめ、やだ」などと嫌がる2歳児の姿を見かけたことのある保育士も多いでしょう。イヤイヤ期をはじめとする2歳児の特徴についてご紹介します。

 

イヤイヤ期が始まる

2歳児の多くがイヤイヤ期に突入します。その名の通り、なにをしても拒否を示すようになる時期です。これは、自分でやりたい気持ちが芽生えたり気持ちを伝える言葉がわからなかったりするから。拒否をすることで自分の気持ちを相手に伝えようとしているのです。イヤイヤ期は自立のための第一歩といえるでしょう。イヤイヤ期の子どもに対し、保育士は気持ちを受け止めることが大切です。適宜気持ちに合う言葉を伝え、少しずつ気持ちの伝え方を教えてくださいね。

 

手先が器用になる

1歳児と比較すると、手先が器用になります。手先を細かく動かす遊びをたくさん取り入れ、脳に刺激を与えましょう。お絵描きや粘土遊び、シール貼り、折り紙などが定番です。おもちゃを口に入れる機会もほとんど無くなるため、サイズの小さなおもちゃを用意することもおすすめ。自然と指先でつまむ動きが促されます。ただし、サイズの小さなおもちゃを使うときには目を離さずに保育にあたりましょう。遊ぶ前と後で数を数えると安心です。

 

言葉の爆発期が訪れる

2歳児は言葉の爆発期ともいわれています。今まで発語が少なかった子どもも、生活を通してさまざまな言葉を頭のなかにストックしているのです。このストックが、発語として現れるようになります。身近な大人との会話もより一層楽しめるようになるでしょう。ただし、集団生活において相応しくない言葉遣いが見られることも。言葉を使わないよう伝えるのではなく、適切な言葉への言い換えを促すことで発語への積極性を尊重することができますよ。会話はもちろんのこと、絵本や歌などからたくさんの言葉のシャワーを浴びせましょう。

 

友だちに関心を持つ

2歳児になると、友だちの姿にも関心を持つようになります。少しずつ、集団生活の一員であることを理解するようになるためです。2歳児クラスを担当する保育士は、クラス全体で楽しめる活動を提案しましょう。簡単なルールで構成された遊びもおすすめです。ただし、おもちゃの取り合いや喧嘩が起きることもあります。それぞれの子どもの気持ちに寄り添いつつ、仲立ちをしましょう。貸し借りや順番を守ることの大切さを伝えたい時期でもあります。

 

札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ

2歳児の特徴についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

 

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