【保護者向け】慣らし保育は必要？平均期間をご紹介

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【保護者向け】慣らし保育は必要？平均期間をご紹介

2021.03.27

【保護者向け】慣らし保育は必要？平均期間をご紹介

新しいことを始めるときに緊張したり、不安になったりしますよね。それは大人も子どもも同じです。とくに子どもはすべてのことが初めてであり、大人以上に慣れるまでに時間がかかります。そのため、保育園では慣らし保育の期間を設けているのです。今回は、慣らし保育の平均期間についてご紹介します。

慣らし保育とは

慣らし保育とは、子どもが保育園に慣れるための一定の準備期間のことです。通常の保育時間を短縮して行い、少しずつ保育園で過ごす時間を長くしていきます。毎日一緒だった家族から初めて離れる子どもの不安やストレスは、計り知れないものでしょう。慣らし保育を行うことで、子ども自身が保育園は安心できる場所・楽しい場所であることを理解できるようになります。

慣らし保育の平均期間は1〜2週間

慣らし保育の期間はそれぞれの保育園によって異なります。平均して1〜2週間と設定される場合が多いようです。子どもの様子や性格によっては、1ヶ月など長期の慣らし保育にも対応してくれることも。また、初めての集団生活によって体調を崩してしまうと、その分慣らし保育の期間が長くなることもあります。

慣らし保育は段階的に進む

保育園によって、慣らし保育のスケジュールもさまざま。段階的に少しずつ保育園で過ごす時間を伸ばしていくことが一般的です。まずは1〜2時間の保育から始まります。午前中までが大丈夫そうであれば昼食まで。昼食後のお昼寝まで。本来の保育時間まで。この日程を数日ずつに分けて行います。

慣らし保育には目的がある！

慣らし保育は、子どもだけでなく保護者にとっても必要な期間です。それぞれにとっての慣らし保育の目的をご紹介します。

保護者の目的

慣らし保育を行う保護者にとっての目的は、子どもと離れることへの不安を和らげてくれることです。子どもと園生活を共にする保育士や友だち、園の雰囲気を知ることもできます。とくに、慣らし保育の期間は保護者と保育士のコミュニケーションが綿密です。細かく子どもの様子を教えてもらうことで、保育園に預ける不安の解消に繋がります。そのほかにも、職場復帰を控えている保護者によっては、新しい生活リズムに慣れる準備期間にもなるでしょう。保育園に通うようになると、今までの生活に加えて登園準備の時間や登降園にかかる時間が必要になります。慣らし保育の期間のなかで、家庭にとって負担のない時間配分を見つけましょう。

子どもの目的

慣らし保育を行う子どもにとっての目的は、母子分離に慣れることです。子どもは生まれてからずっと保護者と生活を過ごします。たとえ短い時間であっても、保護者と離れて知らない環境で過ごすことは、子どもの負担になるでしょう。慣らし保育で少しずつ保育園について知ることで、その負担を軽減してくれます。また、子どもが「ママ・パパは必ず迎えに来てくれる」と理解するための期間でもあります。

スムーズな慣らし保育のために準備したいこと

初めて大切な子どもを保育園に預けることに、不安を抱く保護者も多いでしょう。慣らし保育をスムーズに行うために、準備したい2つのことをご紹介します。もちろん、保育園から伝えられた持ち物も慣らし保育までにしっかりと準備しておいてくださいね。

生活リズムの整え

今まで家庭で過ごしていたときには、朝食が遅くなったりお昼寝ができなかったりしても問題はなかったかもしれません。ですが、保育園に通うようになると、保育園の一日の流れに合わせた生活リズムに家庭も変わります。慣らし保育が始まるまでに、登園時間に間に合う朝の準備時間を把握しましょう。ちょうど良い起床時間・朝食時間を見つけるために、実際に登園時間に外に出るように過ごしてみても良いかもしれません。また、同じように降園後の過ごし方も把握することをおすすめします。夕食時間・就寝時間を保育園に合わせた生活リズムに整えましょう。

保育園が楽しみになる会話

大人は、保育園と聞くとどのような場所であるのか簡単にイメージできるでしょう。ですが、子どもにとっては未知の世界。慣らし保育が始まる前に、保育園を楽しみに感じる声かけをすることをおすすめします。保育園は楽しい場所・安心できる場所であると繰り返し伝えることで、保育園への抵抗感が和らぐといわれています。言葉だけで伝えることが難しいときには、保育園が出てくる絵本を読み聞かせすることもおすすめです。実際に目で知ることで、より保育園へのイメージがしやすくなります。