【実習生向け】保育園の実習日誌のポイントを徹底解説!

【実習生向け】保育園の実習日誌のポイントを徹底解説!

保育士を目指す学生さんは、保育実習に参加することになります。先生として子どもと関われる喜びがある反面、書き物に不安を抱える学生さんも多いでしょう。保育実習では、毎日の実習日誌は避けられません。実習日誌は、自分の学びを形に残す大切なもの。今回は実習日誌のポイントを詳しくご紹介します。

 

保育園の実習日誌で気をつけたいこと

保育園の実習では、指導者となる保育士に保育日誌を添削してもらいます。まずは6つのことを意識し、読みやすい保育日誌の作成を心がけましょう。

 

丁寧に書く

慣れない環境で1日を過ごし、疲れた状態で実習日誌を作成することになります。ですが、早く寝たいからと走り書きをしてはいけません。読みやすい文字の大きさを意識し、一文字ずつ丁寧に書きましょう。実習日誌は、振り返りのために何度も自分でも確認します。丁寧な作成を心がけることは、自分のためにもなるのです。

 

文体を統一する

実習日誌の文体は、です・ます調か、である調のどちらかに統一しましょう。文体の統一は、文章を作成するうえで基本中の基本です。学生のうちから文体の統一を心がけることで、保育士として現場に立ってからも書類作成で役に立ちます。とくに連絡帳は毎日のこと。綺麗な文章は保護者にしっかりとした印象を与えます。

 

言葉遣いに気をつける

頭のなかで浮かんだ通りに文章を書くと、ら抜き言葉やい抜き言葉を使ってしまいがちです。書き言葉と話し言葉が混同しないよう、一文書くごとに見直しましょう。合っているか心配なときには、インターネットで調べてもOK。意識と見直しを繰り返すことで、自然と正しい言葉遣いが身につきます。

 

誤字脱字に気をつけ、修正を避ける

急いで実習日誌を作成すると、誤字脱字の原因になります。まずは下書きをし、誤字脱字が無いか確認しましょう。とくに漢字は書き分けが必要なものもあります。その漢字で合っているのか調べると安心です。また、実習日誌では修正テープや修正液の使用を避けなければなりません。書き直しを防ぐためにも必ず下書きを行いましょう。

 

専門用語を使う

排泄や午睡など、保育の現場で使われる専門用語があります。実習日誌は、個人的な日記ではありません。知っている言葉は専門用語を使いましょう。また、「〜させる」など保育の現場ではNGとなる表現もあります。慣れるまでは複雑かもしれませんが、保育士になってからも必要不可欠な表現です。保育実習の間に、できるだけ多くの表現を学びましょう。

 

保育園の実習日誌、記入内容とは

保育園の実習日誌では、ある程度記入内容が定まっています。それぞれの内容についてチェックしてみましょう。

 

実習のねらい

実習のねらい(目標)は、その日の活動に合わせて自分自身のねらいを設定します。例えば、1日の流れを知る、排泄時には園児の動線を意識するなど。その日を通してどのような関わりをしたいのか、どのようなことを学びたいのか考えることで、ねらいが浮かんでくるでしょう。実習に慣れてきたら、チャレンジしたいことでも良いかもしれません。ねらいをしっかりと設定することで、自分自身のやるべきことが見えてきます。

 

環境構成

環境構成では、レイアウトや置き方を図でまとめます。難しく書く必要はありません。保育室のどこに何が置かれていたのかまとめることで、適切な環境構成の方法がわかるようになります。環境構成は、指導案の作成にも必須の項目です。安全面や発達面など、多角的にアプローチできる環境構成を目指しましょう。

 

子どもの活動

子どもの活動には、大まかなものと細かなものを記入します。登園とひとまとめにしても、そのなかでさまざまなことが行われているはずです。靴下を脱いだ子どもから順に手洗いを行う、パンツの子どもは排泄に行くなど、細かく記入してください。時間と活動を細かくまとめることで、園での1日の流れが見えてきます。

 

保育者の援助

保育者の援助では、保育士がどのような声かけを行っていたのか、どのような留意を行っていたのか記入しましょう。言葉や行動をただ記入するのではなく、そこにある意図を考えることで実りのあるものになります。保育士は、現場に立つと言動のすべてに根拠や意図がなければなりません。何のための言葉や行動であるのか、常に考えることで自分の力になるでしょう。

 

実習生の動き・気づき

実習生の欄には、何を行ったのか、どのようなことに気づいたのか細かく記入しましょう。考察を記入しても良いです。例えば、遊具を渡しながら「一緒に遊ぼう」と声をかけた、という記入だけでは行動だけしかわかりません。活動への興味を引き出すよう遊具を渡しながら「一緒に遊ぼう」と声をかけた、と記入すると、その場面がイメージしやすくなります。子どもの反応の結果も記入できるでしょう。

 

感想・まとめ

感想やまとめの欄には、ねらいをどのくらい達成できたのか、良かったことや努力が必要なことなどを記入しましょう。1日を振り返り、自信のなかったことや不安なこと、疑問を正直に記しても良いでしょう。この欄は、指導者とのコミュニケーションの場にもなります。

 

保育園の実習日誌は大切なもの

札幌市内で保育園を運営している中和興産株式会社では、各園にて実習生の受け入れを行っています。また、保育学生さんに限り、アルバイトを募集している園もあります。お気軽にお問い合わせください。

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