【手足口病】保育園に行ける?休ませる?気になることを解決しよう

【手足口病】保育園に行ける?休ませる?気になることを解決しよう

保育園に子どもが通っていると、感染症を避けることは難しいでしょう。なかでも、手足口病は園内で流行ると感染しやすいといわれています。もし子どもが手足口病と診断されたら、保育園に登園しても良いのか不安に思うこともあるかもしれません。今回は、手足口病とはどのような感染症であるのか、保育園に行ってもよいのかご紹介します。

 

手足口病とは

手足口病とは、小さな水疱ができる感染症です。名前の通り、手足や口を中心に水疱ができます。ほかにも、肘や肘、肛門周辺にできることも。発熱の症状が見られることもあります。手足口病を発症しやすい年齢は、5歳以下です。そのため、保育園で流行りやすい感染症といわれています。基本的な症状は軽いことが多いですが、場合によっては治療が必要になるため十分に注意しましょう。

 

感染経路とは

手足口病の感染経路に、飛沫・接触・経口感染が挙げられます。ウイルス性発疹症であるため、抗生物質などは効きません。手洗いうがいの徹底やタオルなどの共有を控えることで、感染対策が図れるでしょう。手足口病に感染し体は元気であっても、ウイルスは体に残っている状態です。感染したときには、極力まわりに移さない行動が求められます。

 

手足口病になった!保育園に行ってもよい?

手足口病になったら、保育園に行ってもよいのでしょうか。感染防止のために欠席を求める感染症には含まれてはいませんが、登園は現実的ではないでしょう。これは、発熱や喉の痛み、発疹などの症状によって保育園での通常の生活が難しいから。また、ほかの園児たちにうつしてしまう危険性もあります。症状が落ち着き、子ども自身が元気な状態であれば登園が可能です。ただし、便などにはまだウイルスが潜んでいる可能性も。ウイルスは、数週間から数ヶ月程度潜伏しているともいわれています。必ず、登園時には保育士に子どもの状態を伝えましょう。

 

保育園を休ませるべき目安

手足口病になると、口からウイルスが出る期間が1週間から2週間といわれています。便の場合、3週間から5週間。完治をしてから登園するのであれば、5週間程度の欠席になってしまいます。1ヶ月以上欠席が続いてしまうと、保護者も仕事に行くことができません。厚生労働省では、熱が下がり発疹もなく、普段通りの生活が送れていれば登園が許可されています。目安として、1週間ほど保育園を休ませることになるでしょう。

 

手足口病の気になること

手足口病について、気になる5つのことをご紹介します。

 

潜伏期間はどれくらい?

手足口病には、潜伏期間があります。潜伏期間は3日から5日程度。この期間を経て、症状がでてきます。潜伏期間の子どもからうつる可能性は十分にあるため、常に手洗いうがいなどの基本的な予防を徹底しましょう。大人も手足口病に感染することがあります。排泄物に触れることは避け、オムツ替えが終わったあとには必ず石鹸で手を洗ってくださいね。

 

大人もうつる?

手足口病は、大人もうつる感染症です。一般的に5歳以下の子どもが発症しやすいといわれていますが、我が子から親へとうつる可能性が十分にあります。手や足などに発疹や口内炎などがでている場合には、大人も手足口病にかかっているかもしれません。保育園などで流行している時には、子どもの食べ残しや口移しなどは、避けましょう。

 

感染予防はできる?

手足口病には、有効な感染予防方法があります。咳やくしゃみといった飛沫による感染を防ぐために、マスクをしましょう。また、便などからウイルスが出ているため、外遊びだけでなく排泄のあとにも手洗いやうがいを心がけてください。このとき、手を拭くためのタオルは共有しないことをおすすめします。保護者は、オムツ替えのときに使い捨ての手袋を使うと良いでしょう。

 

食事はいつもと同じで良い?

手足口病の症状の一つに、口のなかの水疱が挙げられます。水疱が出ていると痛みを感じるため、思うように食事を摂れないことも。その場合には、水分補給を積極的に行いましょう。脱水症状につながる可能性もあるため、排尿の回数や濃さにはいつも以上に気にかけてくださいね。水疱による痛みが落ち着いてきたら、優しい味付けで消化の良いものを食べさせましょう。ゼリーなどの喉越しの良いものもおすすめです。

 

夏風邪の一つって本当?

手足口病は、夏風邪の代表的なものといわれています。アデノウイルスやエンテロウイルスといった、夏風邪によく見られるウイルスが原因です。そのほかにも、プール熱やヘルパンギーナなどが夏風邪の代表的なものとして挙げられます。ウイルスが原因の場合、抗生物質が効きません。感染したときには自然治癒を待つことになります。これらの感染症は夏に多いだけで、ほかの季節にもかかります。日頃から感染症対策を行いましょう。

 

札幌市内の保育園は中和興産株式会社へ

手足口病についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて園児を募集しています。見学・入園についてお気軽にお問い合わせください。

 

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