【春の感染症】保育園で気をつけたい感染症とは?

【春の感染症】保育園で気をつけたい感染症とは?

 

保育園は集団生活をする場。

人が集まる場所では感染症が流行りやすいといわれています。

保育園は一気に感染症が流行する、と聞いたことがありませんか?今回は、保育園で春に気をつけたい感染症についてご紹介します。

 

まずは春の気候をチェック

春はポカポカとした陽が心地よい季節。

ですが、気温の変化が激しい季節でもあります。

とくに春の始まりは、冬の冷たい空気の名残もあるのです。

春らしい強い日差しと冬の冷たい風で、肌寒さを感じることもあるでしょう。春に多い気象として以下のものがあります。

・春一番:春の始まりに吹く激しい南風

・花曇り:桜が咲く頃の薄い曇り空

・春うらら:空が晴れ、暖かくて過ごしやすい気候

・黄砂:東アジア内陸部の砂漠から飛んでくる砂

 

保育園で気をつけたい春の感染症とは

保育園で気をつけたい春の感染症として、以下の4つが代表的です。

・溶連菌感染症

・はしか

・風しん

・おたふく風邪

それぞれがどのような感染症であるのか、チェックしてみましょう。

 

溶連菌感染症

溶連菌感染症とは、高熱とのどの痛みが特徴の感染症です。

また、舌がいちごのように真っ赤になる症状も現れます。

潜伏期間は2〜5日ほど。のどの痛みや発熱といった風邪のような症状から始まります。

全身に赤い発疹が出ることも。春からゴールデンウィークに流行りやすい感染症です。

 

はしか

はしかとは、はしかウイルスによる急性熱性発疹性の感染症です。感染すると10日ほどの潜伏期間のあと、発熱を引き起こします。38℃以上の高熱が出ることも。さらに、鼻水や咳といった風邪のような症状や結膜炎、発疹も現れます。中耳炎や肺炎を合併することも多いといわれ、まれに脳炎になることもある感染症です。はしかは予防接種によって予防することができます。

 

風しん

風しんとは、風しんウイルスによる急性の感染症です。

感染すると2週間ほどの潜伏期間のあと、発熱や発疹が現れます。

はしかと比べると感染力は弱くなりますが、血小板減少性紫斑病や急性脳炎といった合併症を引き起こす可能性も。

通常、風しんに感染しても3日程度で治ることから「三日はしか」と呼ばれることもあります。

はしかと同様に、風しんも予防接種によって予防することができる感染症です。

 

おたふく風邪

おたふく風邪とは、ムンプスウイルスによる感染症です。

正式名称を流行性耳下腺炎といいます。名前の通り、耳下腺が炎症を起こして腫れ、時に重症化したり合併症を引き起こしたりします。

潜伏期間は2〜3週間程度です。

耳下腺や顎下腺、舌下腺、唾液腺などに腫れが現れます。

不顕性感染と呼ばれる、感染しても症状が現れないことも。

知らないうちに周囲に感染を広めていることもあります。おたふく風邪は、一度の感染で生涯にわたって免疫ができる感染症です。

 

家庭と共有したい!感染症の予防対策

最後に、家庭と共有したい感染症の予防対策方法をチェックしてみましょう。

感染症は、保育園だけですべてを予防することは難しいです。

保育園から対策方法を紹介することで、家庭の協力を得やすくなりますよ。

 

手洗い・うがいを徹底する

手洗い・うがいは感染症対策の基本です。

保育園でも生活の区切りごとに手洗いやうがいを取り入れているでしょう。

とくに、手洗いは子どもの年齢が低いうちから習慣にしたいもの。

手洗いをしていない状態は、約100万個のウイルスが付着しているのです。

厚生労働省によると、水で15秒洗い流すと、ウイルスは約1万個に減少するといわれています。

さらに正しい手洗い方法をすることにより、ウイルスの数は数個にまで減るのです。

いま一度、正しい手洗い・うがいの方法を確認しませんか?保育園で配布する保健だよりに、厚生労働省が紹介している正しい手洗い方法のイラストを掲載することも効果的です。

 

みかんを積極的に食べる

感染症を予防するためには、ウイルスに抵抗できる体でなければいけません。

そのためには、体力と免疫力が大切。子どもには好き嫌いがあることが多いですが、できるだけ栄養のある食事を心がけましょう。

とくに、免疫においてビタミンCが重要です。

ビタミンCには白血球の機能を助ける働きがあります。

ほかにも、ビタミンB2は鼻やのどの粘膜機能を高める働き、ビタミンB1群はエネルギーを作る働きがあります。

これらの栄養素をたっぷりと含んでいるのがみかんです。

みかんは子どもたちからも人気の高い食べもの。美味しく感染症の予防対策ができるでしょう。

 

体調を崩したときにはシャワーを浴びる程度に留める

感染症対策をしていても、風邪などによって熱が出てしまうことがあるでしょう。

汗で体がベタつくと、子どもの機嫌が悪くなることも。

子どもの体をすっきりとさせたいときには、シャワーを浴びせましょう。

ただし、体が冷えるとウイルスの増殖を助けてしまい、症状の悪化につながります。

脱衣所や風呂場は温めておき、体温が下がらないよう工夫してくださいね。入浴前後には水分補給もしましょう。

 

札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ

保育園で気をつけたい春の感染症についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

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