【2歳児】言葉が遅い…言葉の特徴&遅い理由、家庭でできることとは

2歳児になると、身近な大人とのコミュニケーションが盛んになります。
言葉を話す姿も多く見られ、親子の会話の楽しさが増す時期です。
ですが、まわりの子どもたちと比べたときに、「うちの子の言葉が遅いかも…」と心配になってしまうことも。
今回は、2歳児の言葉に関して、遅い理由や家庭でできることについてご紹介します。

 

2歳児の言葉の特徴とは

0歳ではクーイングから喃語を話すようになり、1歳では単語を話すようになるといわれています。
2歳は、2つの単語を合わせた二語文を話し始める時期です。
2歳児では200〜300の語彙を持ち、組み合わせて言葉を話すと考えられています。
ですが、心身の発達に個人差があるように、言葉の発達スピードも個人差が大きいもの。
二語文がなかなか出てこず、「言葉が遅い…」と感じてしまうママ・パパもいるかもしれません。
もちろん、環境による影響も大いにあります。
もし2歳までに単語が出ない場合には、言葉が遅い原因を確認することをおすすめします。

 

なぜ?2歳児の言葉が遅い理由

2歳児の言葉が遅い場合、4つの理由が考えられます。
それぞれを詳しくチェックしてみましょう。

 

個人差

「2歳児の言葉が遅い…」と感じた場合、個人差であることが多いです。
ハイハイや歩き始める時期に個人差があるように、言葉の発声にも個人差が影響します。
とくに大人しい性格やマイペースな性格の子では、言葉の発達が遅いと感じるかもしれません。
とはいえ、「話せない」というわけではありません。
その子自身が「話さない」だけであり、話す力は十分に持っているのです。
言葉そのものを発する場合には、あまり心配はいらないでしょう。
また、言葉が遅い子は、まわりの会話を聞いて語彙を増やしていることも。
ある日突然、言葉の爆発期を迎えることも多いです。その子の個性だと受け入れる気持ちも大切でしょう。

 

コミュニケーション不足

2歳児は聴覚と視覚から言葉を理解します。
また文字を読むことが難しいため、身近な大人とのコミュニケーションが語彙を増やすきっかけになるのです。
ですが、子どもの興味関心に対して大人が反応しないと、語彙を得るきっかけを失ってしまいます。
まだまだ的確なコミュニケーションが難しい時期でもありますが、
声や表情から大人が気持ちを言葉で代弁しましょう。
豊かなコミュニケーションが2歳児の言葉の発達を促してくれますよ。

 

聴覚の問題

子どもは聴覚によって言葉を理解します。
そのため、聴覚に問題が見られると言葉の発達も遅れるのです。
耳の聞こえは遺伝だけでなく、中耳炎などによる難聴、耳垢のつまりなども原因となります。
新生児聴覚スクリーニングをパスした場合、後天的な中度・軽度の難聴かもしれません。
子どもの名前を呼んで反応が見られない、鈍いと感じたときには、小児科や耳鼻科に相談しましょう。

 

先天的な病気

生まれつきによって言葉が遅く感じられることもあります。
舌や唇などの運動能力の問題や、見聞きに関して考える能力、言葉を発する能力が当てはまるでしょう。
また、自閉症スペクトラム(広汎性発達障がい)や注意欠陥多動性障がいなどによって言葉の発達が遅いことも。
言葉だけでなく日常での行動にも気になる様子があるときには、専門医に相談することをおすすめします。

 

2歳児の言葉を促すために家庭でできること

最後に、2歳児の言葉を促すために家庭でできることをご紹介します。
家庭でのコミュニケーションの参考にしてみてくださいね。

 

積極的に声をかける

子どもは聴覚と視覚によって言葉を習得します。
「りんごは赤色だね」「大きい車だね」などと、目に見えるものを言葉にしましょう。
目で見たものと耳にした音が結びつくことにより、意味のある言葉になります。
「あっ、あっ」「これ」などと子どもが指をさしたり声を出したりしたときにはチャンス。
ぜひ、言葉でどんなものか伝えてくださいね。また、高めのトーンで優しく声をかけることも効果的です。
ゆっくりとした速度で、抑揚をつけても良いでしょう。

 

絵本の読み聞かせを行う

絵本は、描かれた絵と言葉を結びつけることができます。
絵本の読み聞かせは、2歳児の語彙や言語力の引き出しに効果的なのです。
抑揚を意識して、ゆっくりと読み聞かせしましょう。
2歳児では簡単な物語の絵本も内容を理解することができますよ。
食事の前や寝る前など、これから行うことに合わせて絵本を選ぶこともおすすめです。
今まで絵本に触れる機会が少なかった場合には、子どもが知っている題材から選ぶと興味を引き出せます。

 

言葉の先回りをしない

言葉は、自分の欲求や気持ちを伝えるツールの一つです。
欲しいときには「ちょうだい」、手伝ってほしいときには「やって」など、
言葉によって相手に伝えることができます。
いつも子どもを見ているママ・パパには、子どもの様子だけで気持ちを察することができるかもしれません。
ですが、その様子だけでママ・パパが理解してしまうと、言葉を発する機会を失ってしまいます。
「〇〇と言うんだよ」などと、言うべき言葉を伝えましょう。

 

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