【3歳児】知的障害?症状・特徴や家庭にできることをご紹介

【3歳児】知的障害?症状・特徴や家庭にできることをご紹介

3歳児になると、知的障害の特性や傾向がわかりやすくなるといわれています。知的障害・発達障害の有無は、決して親のしつけや育て方が原因ではありません。脳の働き方の違いによって、行動面や情緒面に現れる発達の偏りです。知的障害・発達障害の有無に関わらず、我が子には生きやすい環境を整えたいと思うもの。今回は、知的障害の症状や特徴、家庭でできることについてご紹介します。

 

知的障害とは

知的障害は、「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの」と厚生労働省にて定義づけられています。知能検査を受けて知能指数がおおむね70までのもの、日常生活能力が同年齢の行動基準よりも明らかに低いこと、おおむね18歳までに発症していることの3つが満たされた場合に診断されます。知能検査では、同時に知的障害の程度についても判定。IQ別に以下の通りに判定されます。

・軽度知的障害

・中度知的障害

・重度知的障害

・最重度知的障害

 

3歳児検診での判定が多い理由

一般的に、3歳児検診で知的障害・発達障害の可能性を指摘されることが多いといわれています。3歳児検診では、保護者からの問診に沿っていくつかの項目を質問。質問のなかには、言葉の遅れやこだわりの強さ、集中力や多動性の有無などの確認もあります。子どもには、自分の名前や年齢が言えるか、大小の判別がつくか、絵カードを見てものの名前が言えるか、積み木で同じものが作れるか、丸が描けるかなどの簡単な検査を行います。これらの検査を通して、知的障害・発達障害の疑いを見ていくのです。

 

3歳児は発達障害の特徴があらわれる時期である

3歳児は発達障害の特徴があらわれる時期といわれています。保育園や幼稚園で集団生活を行うことで、他児とは違う子どもの様子に気づきやすいからです。とくに、母集団から外れてしまうことや、友だちとの関わりのなかでのトラブルや難しさが出てきます。言葉の遅れやこだわり、多動性なども特徴といえるでしょう。

 

自閉症

自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害(ASD)は、対人関係や社会的な関わりを苦手とします。また、こだわりが強く、同じことを何度も繰り返す傾向があります。手先の不器用さも見られ、感覚的な刺激が過敏すぎるか、鈍感すぎての生きづらさを感じることが多いです。また、言葉の遅れ、視線が合いにくい、相手の表情がわかりづらく感情も読み取るのが難しい、抽象的な言葉が理解しづらい、睡眠障害があるなども自閉症スペクトラム障害の特徴です。

 

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、現在は自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害(ASD)に統一されています。そのなかで、知能発達や言語に遅れが見られないものをアスペルガー症候群とします。コミュニケーションや対人関係が苦手なので、場の空気を読むことや相手の立場に立って考えることが難しいです。こだわりが強く、興味関心のあるものはのめり込みやすいといわれています。いつもと同じルーティーンを好むところも特徴の一つです。ルーティーンが崩れると、パニックを起こす姿が見られます。

 

ADHD

ADHDは注意欠如・多動症、注意欠如・多動性障害と呼ばれています。不注意、多動性、衝動性が特徴です。保育園や幼稚園の集団生活の場では、3歳頃から他児との関わりが多くなるため、トラブルが起きやすいといわれています。また、男児の方が女児よりも3倍ほど多いところも特徴です。不注意、多動性、衝動性の各項目から6つ以上当てはまり、6ヶ月続いているとADHDと判断されます。3歳では確定診断になることは少なく、6歳〜7歳で診断されることが多いです。

 

LD

LDは学習障害と呼ばれています。読字障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュア)の3つに主に分類。このなかの一つを発症することもあれば、二つ以上を併発することもあります。学習障害は学習が始まってからわかることが多いため、小学生になって同級生との違いから困ることが多いです。勉強不足や怠けなどと間違われることで自尊心が傷つけられるケースもあり、早期療育が求められます。

 

家庭ができることとは

家庭では、子どもを否定せずに障害を受け入れ、長所を伸ばすことを考えましょう。療育で社会生活での躓きを少しでも軽減することで、生きやすさへとつながります。

 

療育を活用する

療育施設を活用すると、小集団から集団生活に慣れていく練習ができます。療育施設は、一人に対しての先生の数が多く、手厚い支援を受けられるところが魅力です。また、同じ悩みを持つ保護者同士の交流会もあり育児の悩みを相談することもできます。療育施設は利用する人数が増えてきているので、早期に活用していきましょう。

 

わかりやすい言葉を心がける

抽象的な言葉や、目に見えないその場の空気を読むことが苦手な子どもが多いといわれています。できるだけ分かりやすく簡単な言葉で声かけを行いましょう。また、視覚的な支援が必要な子どもも多いです。言葉での理解が難しいときには、絵や写真で視覚的にアピールすると効果的です。

 

札幌市内の保育園は中和興産株式会社へ

3歳児頃からわかることの多い、知的障害・発達障害についてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて園児を募集しています。見学・入園についてお気軽にお問い合わせください。

 

↓中和興産株式会社の運営保育園一覧↓

運営保育園

↓お問い合わせ↓

お問い合わせ

SNS

instagramaロゴ
YouTubeバナー
TikTokバナー
PAGE TOP