育児は赤ちゃんが生まれた瞬間から始まり、大人になって自立するまで続きます。
休みない育児に、ストレスや疲れを感じてしまうことは当然のこと。
自らのSOSを無視して頑張り続けてしまうと、育児ノイローゼになるといわれています。
育児を頑張るママ・パパは誰だって育児ノイローゼになってしまう可能性があるのです。
今回は、育児ノイローゼについて原因やなりやすい性格をご紹介します。
育児ノイローゼについて知りたいママ・パパは参考にしてみてくださいね。

育児ノイローゼの原因とは

まずは育児ノイローゼの原因について知りましょう。
育児ノイローゼとは、育児によって不安感や落ち込みを感じてしまう状態のこと。
ネガティブな感情に支配され、心身に悪影響をきたします。育児ノイローゼの大きな原因は5つです。
それぞれを詳しくご紹介します。

ホルモンバランスの急激な変化

妊娠・出産は女性にとってホルモンが激しく変動する時期です。
ホルモンバランスの乱れは心を不安定にします。
気分が落ち込みやすい、いらだちやすい状態で育児が始まることで、心身はこれまでにない疲れのピークに。
ストレスと疲れがうまく解消できず、育児ノイローゼを引き起こしてしまうと考えられているのです。

溜まったストレスや疲労

妊娠中は思い通りに体が動かせなかったママがほとんどでしょう。
やりたいことを我慢していたママも多いはずです。
出産し、体が軽くなったとはいえ妊娠前の体調とは全く異なります。
そのなかで育児が始まり、ストレスや疲労がどんどん溜まってしまうでしょう。
子育てによるストレスや疲れは長期に渡り、自律神経のバランスも崩れてしまいます。
これにより、育児ノイローゼを引き起こしてしまうと考えられているのです。

気軽に相談できる人がいない

子ども一人ひとりに個性があり、一般的な子育て論が合わないこともあるでしょう。
誰かに相談したい、と思っても難しいこともあります。
自分一人で悩みや不安を抱え続けることで、どんどん考えが悪循環。孤立感も深まり、
育児ノイローゼにつながってしまうと考えられています。
誰かに相談すること、気軽に子育ての愚痴を話すことは育児ノイローゼの防止に効果的です。

ワンオペ育児である

近年、核家族の一般化によってワンオペ育児が増えています。
ワンオペ育児とは、ママ・パパのどちらかが育児のほとんどを担うこと。
一人で一日中子どもと向き合うと、大きなストレスを感じやすいです。
ワンオペ育児が毎日続くことで、育児ノイローゼになりやすいと考えられています。

自分の両親と離れて暮らしている

自分の両親は子育てにおいて一番の頼りになる相手ということも。
子どもを預ける、という面でも一番安心できる相手かもしれません。
ですが、自分の両親と離れて暮らしているママ・パパも多いはず。
頼れる相手が遠くにいることで孤独を感じ、育児ノイローゼになりやすいと考えられています。

育児ノイローゼになりやすい人とは

育児ノイローゼには原因があると考えられていますが、なりやすい人もいるといわれています。
「〇〇な人は育児ノイローゼになる」と断言できるわけではありません。
ですが、自分の性格を知っておくことで育児ノイローゼへの考え方が変わるはずです。
育児ノイローゼになりやすい人をご紹介します。

完璧主義な人

「毎日必ず子どもと外遊びをしなければいけない」「離乳食はすべて手作りであるべき」など、
子育てに対して完璧主義ではありませんか？完璧主義な人は、理想通りの子育てができないとストレスを感じてしまいます。
「〇〇するべきなのに」「〇〇できなかった」など、知らずうちに自分を追い詰めてしまうことも。
子育ては思い通りにならない、と割り切る気持ちが大切でしょう。

真面目な人

完璧主義と似ていますが、真面目な性格ではありませんか？
真面目な人ほど、自分のストレスや疲れよりも子育てを優先します。一生懸命な気持ちはとても素敵なもの。
ですが、長期間頑張り続けることで、育児ノイローゼを引き起こしてしまうこともあるのです。
「今日は楽をしよう」「今日はやらなくてもいい」と肩の力を抜くことが大切といえます。

一人で頑張る人

一人で頑張る性格の人も育児ノイローゼに注意が必要です。
一人で子どもと向き合って過ごすと、次第に「自分と子どもしかこの世にいないのかも」などと孤独を感じてしまいます。
一人で頑張る人の多くが周りに相談できない性格、という傾向も。
自分一人で抱え込んでしまうことで、どんどん孤独感が強くなってしまうのです。
子育てサロンや一時保育などを活用して、外とつながりを持つことをおすすめします。

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育児ノイローゼの原因となりやすい人についてご紹介しました。
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