一時保育？一時預かり？利用したいときに知っておくべきこととは

 

「急に仕事が入ってしまった」「どうしても外せない用事がある」など、数時間から一日、子どもの面倒を見られないこともあるでしょう。

そういったときに役に立つ子育て支援が一時保育・一時預かりです。

ニーズは年々高まり、利用したことがあるという保護者も増えています。

今回は、一時保育と一時預かりの違いやメリット・デメリットについてご紹介します。

知っておくことで、いざというときにスムーズに手続きができるようになりますよ。

 

一時保育・一時預かりとは

一時保育や一時預かりは、保護者の事情により一時的に子どもを預かってもらう地域の子育て支援のことです。

保育園で預かってもらうことを一時保育、幼稚園で預かってもらうことを一時預かりと呼びます。

子どもを預かってもらうことに変わりはありませんが、利用条件など細かい部分で違いも。

それぞれの違いを知り、どちらを利用できるのかチェックしてみましょう。

保育園：一時保育

一時保育では、認可保育園を利用します。

利用する園に在園している必要はなく、普段は家庭で過ごしている場合にも利用が可能です。

ただし、事前に一時保育を申し込んでおかなければなりません。

初めての利用では、利用日を迎える前に書類の提出や面談を行います。

「今日預けたい」とお願いすることはできないので、できるだけ早めに予定を立てておくと安心です。

また、保育園によって異なりますが、利用できる時間や日数には制限があります。

あらかじめ確認しておきましょう。

一時保育では、基本的に理由を問わずに利用できます。

仕事や緊急の用事はもちろん、自分ひとりの時間を過ごしたい、心身のリフレッシュをしたいときでも構いません。

幼稚園：一時預かり

一時預かりでは、幼稚園や認定こども園を利用します。

保育園での一時保育では在園の必要がないことに対し、一時預かりでは在園児のみが対象の子育て支援です。

園によっては一時保育を行っていることもあります。

一時預かりでは、通常の保育時間のあとに、預かり時間を延長します。

保育園での一時保育同様、事前の利用申請が必要です。

利用できる曜日など、園ごとに決まりもあるので確認しましょう。

幼稚園の長期休暇中にも、働く保護者のために一時預かりとして開園していることもあります。

ですが、園によっては一時預かりそのものを行っていないことも。

将来的に一時預かりの利用を検討しているときには、入園前に問い合わせておくと安心です。

 

一時保育・一時預かりのメリットとデメリット

いざというときに心強い存在である一時保育・一時預かり。

保護者の予定に合わせて子どもを預けられるだけでも魅力ですよね。

ですが、より詳しく知るためには、メリットだけでなくデメリットについてもチェックしておくことが大切です。

メリット

一時保育・一時預かりを利用するメリットは、予定をずらせないときに子どもを預かってもらえることでしょう。

祖父母をはじめとする頼れる人の都合が合わないときに利用する保護者が多いです。

「いつも頼ってしまって気が引ける…」というときにも、園で預かってもらうことで気を遣う必要がありません。

また、保育園での一時保育なら、リフレッシュ目的でも利用ができます。

美容室に行きたい、ゆっくり買い物がしたいなど自分の時間を過ごしたいときにも良いでしょう。

デメリット

一時保育・一時預かりのデメリットはいくつかあります。

まずは、料金がかかること。

1日あたり2,000円から3,000円が相場といわれ、地域や子どもの年齢によって前後します。

利用回数が増えるほど、金銭的な負担も大きくなるため注意が必要です。

さらに、事前に登録・予約をしなければなりません。

登録したい園に直接申し込むため、近くの園や空き状況のリサーチをすることになります。

忙しい子育ての合間に、負担を感じる人も多いです。

また、利用時には持ち物が必要になります。

園や利用する時間帯によっても異なりますが、タオルや着替え、紙おむつなどを一つにまとめて用意しましょう。

給食のない園では、お弁当を持参することになります。

 

一時保育・一時預かりでは何をして過ごすの？

保護者にとっては、一時保育・一時預かり中の子どもの過ごし方も気になりますよね。

基本的に、通常の保育・園生活と変わりません。

職員と一緒に、園が定めたスケジュールに合わせて過ごします。

一時保育・一時預かりでは慣れない環境に気持ちが不安定になる子どもも。

少しでも安心して過ごせるよう、一時保育・一時預かり担当の職員が配置されていることもあります。

多くの園では、その日に一時保育・一時預かりを利用する子どもたちでクラスを組みます。

年齢も幅があるため、異年齢で一緒に遊べる活動を行うことが多いです。

普段、異年齢の友だちと遊ぶ機会の少ない子どもにとっては、特別な経験となるでしょう。

 

札幌市の一時保育は中和興産株式会社に。

札幌市内で保育園を運営している中和興産株式会社では、柔軟に一時保育の受け入れを行っています。

ふしみの森めぐみ保育園、ちゅうわ発寒保育園の2つの園で利用が可能です。

お近くにお住まいで一時保育をお探しの保護者の方は、お気軽にご相談ください。