保育園と幼稚園どちらを選ぶ？メリット・デメリットとは

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保育園と幼稚園どちらを選ぶ？メリット・デメリットとは

2023.08.16

保育園と幼稚園どちらを選ぶ？メリット・デメリットとは

「子どもに集団生活を経験させたい」「子育てと仕事を両立させたい」と考えたとき、保育園や幼稚園への入園が候補に上がるでしょう。
園選びをスムーズに行うためには、保育園と幼稚園の違いについて知っておくことが大切です。

今回は、保育園と幼稚園それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。

保育園と幼稚園、違いとは

保育園と幼稚園、どちらも子どもが集団生活を行う場です。
似ているように感じますが、実はそれぞれ担うはたらきが異なります。

保育園と幼稚園の違いを知りましょう。

保育園

保育園は、就業している保護者に代わり保育を行う福祉施設です。
児童福祉法により基準や決まりが定められ、厚生労働省が管轄しています。

対象年齢は0歳から小学校入学まで。
職員は、保育士資格を有しています。
給食があり、園で過ごす時間の長さが特長です。

認可保育園であれば世帯収入によって保育料が変わるので、安価といわれています。
子どもの年齢によって保育料の無償化が適用されるので、申請を行いましょう。
暦通りの開園で、夏休みや冬休みといった長期休暇はありません。

幼稚園

幼稚園は、小学校入学に向けて学習を行う教育施設です。
学校教育法により定められ、文部科学省が管轄しています。

対象年齢は、3歳から小学校入学までです。
職員は幼稚園教諭免許を有しています。
給食の有無は園によって異なります。
毎日給食のところやお弁当の持参と交互のところ、毎日お弁当のところなど給食の出る日数もさまざまです。

保育料は国の幼児教育・保育無償化が適用されるため、無料です。
ただし、新制度に移行しない幼稚園では、月額25,700円を上限に無償化の対象になります。
開園日は暦通りで、夏休みなどの長期休暇もあります。

保育園と幼稚園にはメリットとデメリットがある

保育園と幼稚園には、それぞれ保護者にとってメリットとデメリットがあります。
園選びの決め手は、子どもが安心して楽しく通えるかどうかでしょう。

とはいえ、候補選びは子どもだけでは行うことができません。
保護者の負担が少ない園を候補に保活を進めることで、園選びがスムーズになります。
入園後もイメージに差が生まれにくいでしょう。

それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

保育園

保育園のメリットは、乳児から預けられるところです。
すぐに復職したい人にとって、心強い存在になってくれます。
また、長期休暇がなく、お盆も預けられる魅力があります。
園によってはお盆は事前の利用申請が必要なこともあるので、見学時に確認しましょう。

さらに、保育を行う施設であることから、養護の観点からも協力的です。
衣服の着脱やトイレトレーニングなど、家庭だけでは難しい場面を手伝ってもらうことができます。

デメリットは、園で過ごす時間の長さから持ち物が多いところです。
午睡で使うタオルやシーツ、全身分の着替えなどを必要に応じて持っていく必要があります。
とくに、週明けは持ち物が多くなり大変な思いをするかもしれません。

また、登園・降園の時間が家庭によってバラバラなので、保護者の人たちと話す機会は少ないでしょう。

幼稚園

幼稚園のメリットは、英語や身体づくりといった教育面に力を入れているところです。
小学校入学に向けて集団生活の基礎を身につけることができます。
家庭では伝えにくい、座って活動を行う大切さや小学校で必要な礼儀作法などを幼稚園を通して学ぶことができるでしょう。
家庭でゆっくり過ごす時間も大切にしたい家庭にとっては、長期休暇も魅力です。

デメリットは、園行事が多いところです。
オーソドックスな行事に加えて、バザーや夏祭りなど園によって豊富な行事が行われます。
家庭での準備が必要になるため、大変に思うかもしれません。

さらに、保育参観や保護者会が平日に多いことも。
園での子どもの姿を見てみたい、保護者とのコミュニケーションを大切にしたいという人にとっては物足りないでしょう。