保育園を退園！？求職中だけれど仕事が決まらないとき、やるべきこととは

ホーム
企業からのお知らせ
保育園を退園！？求職中だけれど仕事が決まらないとき、やるべきこととは

2021.03.27

保育園を退園！？求職中だけれど仕事が決まらないとき、やるべきこととは

保育園を利用しているなかで、転職を考えることもあるでしょう。何らかの事情によって、保育園を利用しながら仕事探しをする保護者もいるかもしれません。「求職中の場合、保育園を退園しなければならない」と聞いたことはありませんか？今回は、求職中で仕事が決まらないとき、保育園はどうなるのかご紹介します。

求職中でも保育園に入園できる？

現在仕事に就いていない、求職中であるという場合にも保育園に入園することが可能です。とはいえ、認可保育園の場合には入園に点数を使った選考が行われます。点数は家庭の状況を項目ごとに合計したもの。求職中の場合には、就労状況の点数は低くなってしまいます。こだわりがない場合には、一時保育や認可外保育園の活用も検討すると、スムーズに子どもを預けられるでしょう。

待機児童の多い地域は厳しい

待機児童とは、保育園に入園できず順番待ちをしている子どものこと。地域によっては、保育園の数と子どもの数が合わず、待機児童が多くいることがあります。その場合、すでに働いている家庭の方が優先的に保育園に案内されてしまうのです。求職中となると、ほかの項目で点数を稼がなければスムーズな入園は難しいといえるでしょう。

保育園に在園中、仕事が決まらないときには

求職中で保育園を利用する場合には、自治体が定める期限までに仕事を決める必要があります。一定の期限を超えて仕事が決まらない状態にあると、退園することになってしまうのです。期限について詳しくご紹介します。

多くの自治体で期限が決まっている

多くの自治体では、求職中の家庭の保育園在園について期限が決まっています。すでに保育園を利用している状態で退職した場合、90日以内に仕事を決めなければなりません。求職中の状態で入園した場合にも、おおよそ同じ期間が定められています。とはいえ、必ずしもスムーズに仕事が決まるわけではないでしょう。難しいと感じた段階で、自治体に相談することをおすすめします。

保育園を退園しないためにできることとは

一度入園した保育園を退園したくない、と思うことは普通のこと。保育園を退園しないためにできることをチェックしてみましょう。どの方法もすぐに行動することが大切です。

自治体に相談する

まずは自治体に相談しましょう。このとき、求職活動の状況を詳しく説明することが大切です。例として、以下のようなものがあります。

・家庭の状況に合う仕事が見つからない

・受けても落ちてしまう

さらに、どのような条件の仕事を探しているのか、何社受けて落ちたのかなどを説明しても良いでしょう。家庭の状況を自治体がイメージできるように説明することで、より力になってもらいやすくなります。場合によっては、期限の延長をしてくれるかもしれません。

とにかく仕事に就く

長く働ける仕事を探して見つからない場合には、とりあえずの働き先を見つけましょう。仕事も一つの縁であり、必ずしも求職中のタイミングと求人が出るタイミングが一致するわけではありません。さらに、保育園に在園している場合では90日間のタイムリミットもあります。希望の条件をワンランク下げることで、仕事が見つかる可能性が高くなるかもしれません。晴れて仕事が決まったときには、就業証明書をはじめとする必要書類を提出することで、引き続き保育園に在園することが可能です。そして仕事が決まったときには、次の仕事を決めてから退職するとタイムリミットは発生しません。

一度退園し、認可外保育園を検討する

認可外保育園は、働いていない家庭も利用できる園が多いです。認可保育園の在園中に仕事が決まらないときには、認可外保育園への転園を考えても良いでしょう。ただし、認可外保育園は保育料が一律です。家庭の収入状況によっては、認可保育園よりも保育料が割高になってしまうこともあります。待機児童の状況や保育園の数によって変わりますが、認可保育園から認可外保育園に転園し、さらに仕事を決めてから認可保育園への転園を申し込むこともおすすめです。

一度退園し、幼稚園を検討する

子どもが満3歳を迎えている場合には、幼稚園への転園を検討しても良いでしょう。3歳以降は、認可保育園と認可外保育園に加えて幼稚園と、活用できる施設の選択肢が広がります。その分、各園の入園倍率も下がると考えられるのです。また、3歳を超えているので幼児教育・保育の無償化制度も活用することができます。一定の金額が免除されることにより、家計の圧迫も軽減するでしょう。同様に、認可外保育園も無償化制度の活用が可能です。