感染流行に備えたい！子供もインフルエンザワクチンを打つべき？

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感染流行に備えたい！子供もインフルエンザワクチンを打つべき？

2022.03.27

感染流行に備えたい！子供もインフルエンザワクチンを打つべき？

子供はまだ免疫力が高くはありません。そのため、インフルエンザなどの感染症が流行するとすぐにもらってきてしまいます。感染を予防するために、ワクチンの接種が効果的。とはいえワクチンの接種で気になることもあるでしょう。今回は、インフルエンザワクチンについて、子供も打つべきか気になることをご紹介します。インフルエンザワクチンの接種は任意です。ママ・パパが必要性を感じた場合に、接種を検討してくださいね。

インフルエンザと風邪の違いとは

まずは、インフルエンザと風邪の違いについてチェックしてみましょう。風邪は、熱や咳、鼻水の症状が見られます。高熱が出ることは稀です。また、症状も長引かず、1週間程度で治まるといわれています。インフルエンザは、38℃以上の高熱や全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛の症状が見られます。これらと共に、風邪と同じ症状があることが多いです。年齢の低い子供がインフルエンザに感染すると、急性脳症になってしまう可能性もあります。インフルエンザは、身近でありながら重症化することもある危険な感染症なのです。

子供も打つべき？インフルエンザワクチンの気になること

インフルエンザは、大人よりも子供が感染したときの方が重症化のリスクが高いといわれています。感染力も強い感染症であるため、インフルエンザワクチンによる予防を推奨する小児科も多いです。とはいえ、ワクチンの接種に不安を感じるママ・パパもいるでしょう。インフルエンザワクチンの気になることについてご紹介します。

インフルエンザワクチンの必要性とは？

インフルエンザワクチンを接種することで、合併症や重症化のリスクを下げる効果があるといわれています。万が一に備えて、接種しておくと安心感につながるでしょう。ただし、予防接種であるため、インフルエンザワクチンを接種したからといって必ず感染しないわけではありません。家族でしっかりと話し合い、ワクチンの接種を決めましょう。

効果的な接種時期はいつ？

適切な時期にインフルエンザワクチンを接種すると、効果を発揮しやすいといわれています。インフルエンザワクチンの効能は、接種から約3ヶ月から6ヶ月。インフルエンザが流行する時期は12月から翌年3月であるため、この時期に向けて接種しておくことをおすすめします。また、インフルエンザワクチンは2回の接種が必要です。予約が混み合うこともあるため、かかりつけ医で情報収集を行いましょう。

子供の年齢で回数や量は変わる？

インフルエンザワクチンは、年齢により回数と量が変わります。生後6ヶ月以上から12歳までは、2回の接種が必要です。13歳以上になると、1回の接種になります。（2回接種することも可能）ワクチンの量は、生後6ヶ月から3歳未満は1回0.25mmです。3歳以上13歳未満は、0.5mmを2回。13歳以上は、0.5mmを1回となってます。量は決まっているため、病院ごとに変わることはありません。

2回打つときの間隔は？

インフルエンザワクチンは、1回目の接種を終えて2週間から4週間程度で2回目を打つことができます。多くの病院では、2回分の予約をまとめて行うことになるでしょう。1回目から日が空いてしまうため、予約を忘れないよう注意してくださいね。また、例年10月頃からインフルエンザワクチンの接種が始まります。かかりつけ医でいつから打てるか確認しておくことで、希望通りの予約ができるでしょう。

アレルギーを持っていても打てる？

インフルエンザワクチンは、発育鶏卵の尿膜腔で増殖したインフルエンザウイルスを原材料としています。そのため、卵アレルギーを持つ子供は、必ず小児科医と相談したうえで接種を決めましょう。研究などによって微量になったとはいえ、強いアレルギー反応を起こしてしまう可能性は十分にあります。医師の意見と判断に任せ、慎重に検討することが必須です。

どれくらいの期間、免疫は持続する？

インフルエンザワクチンの免疫持続期間は、3ヶ月から6ヶ月ほどといわれています。抗体は、インフルエンザワクチンの接種後1週間から2週間程度で作られはじめるようです。その後、2回目の接種から1ヶ月後くらいまでがピークになり、3ヶ月から4ヶ月経過するごとに抗体の免疫持続は低下します。逆算することで、いつワクチンを接種するべきか判断できるでしょう。

インフルエンザワクチンを打ったら保育園は休むべき？

インフルエンザワクチンに限らず、予防接種を行うと体調に変化が見られることがあります。また、接種後は激しい運動は控えるように話があるでしょう。できるだけ、家庭で安静にすることをおすすめします。保育園によっては、午前中に接種することで午後からの登園が可能なところも。事前に保育園に確認しておくと、接種当日の予定が組みやすいですよ。