赤ちゃんが生後100日を迎えると、お食い初めを行います。
お食い初めとは、生涯食べるものに困りませんようにと願いを込める行事です。
料亭やレストランで行なうことはもちろん、自宅でもお食い初めは行なうことができます。
今回は、自宅でお食い初めを行う場合の手作りメニューをご紹介します。
お食い初めメニューを手作りしたいママ・パパは参考にしてみてくださいね。

 

自宅でお食い初めを行う魅力とは

近年、自宅でお食い初めを行う家庭が増えています。
自宅でお食い初めを行う魅力は、家族みんながリラックスして行えるというところ。
とくに赤ちゃんは、環境が変わると泣いたりぐずったりすることがあります。
自宅なら赤ちゃんにとって心から安心できる親しんだ環境です。
アットホームな空間でお食い初めを行うことで、ご機嫌な赤ちゃんの姿が見られるでしょう。

 

まずはお食い初めに必要なものをチェックしよう

お食い初めでは、料理のほかに3つのアイテムを必要とします。
それぞれを詳しくご紹介するので、準備の参考にしてみてくださいね。
また、必要なアイテムはベビー用品店はもちろんのこと、通販サイトでも購入可能です。
どれもママ・パパの思い出に残るもの。お気に入りを見つけましょう。

 

食器

お食い初めでは、一般的に漆器が用いられます。
男の子は朱塗りのものを、女の子は外側が黒塗りで内側が朱塗りのものを用意しましょう。
地域によって、色が反対になることもあるようです。
セットになっているものを選ぶと、器が足りないというトラブルを避けられます。
また、最近では離乳食用の食器をお食い初めで使うことも多いようです。
より実用性が高くなり、ママ・パパの負担を軽減できるでしょう。
自宅でお食い初めを行う場合、厳格にしきたりを守らなくても問題ありません。

 

祝い箸

お食い初めはお祝いの行事であるため、箸も祝い箸を使います。
祝い箸とは、両端が細くなっている箸のこと。
柳の白木を使った祝い箸を選ぶと、よりお食い初めが本格的になります。
柳は生命力が強く、丈夫な木です。白い色は邪気を祓うと考えられているため、縁起が良いといわれています。
もちろん、お正月で使われる祝い箸でも問題ありません。

 

歯固め石

お食い初めでは、歯固めの儀式も行われます。丈夫な歯が生えることを願い、固い石を用意しましょう。
歯固め石は販売されているほか、氏神様の神社から借りてくることもできます。
使用前にしっかりと洗ってくださいね。石の代わりに梅干しを使っても良いとされています。

 

お食い初めメニューの手作りにチャレンジ！

お食い初めでは、お皿ごとに盛り付けるべき料理が決まっています。
一般的なお食い初めメニューをご紹介するので、手作りの参考にしてみてくださいね。
もちろん、すべてを手作りしなくてもOKです。通販サイトのお食い初めメニューを活用しても良いでしょう。
お食い初め膳はママ・パパが手作りし、大人の料理は出前を利用する家庭も多いです。

 

尾頭つきの鯛

頭と尾がついた鯛を使います。鯛は赤い色の魚。
お祝いの色である赤と「めでたい」という語呂から縁起の良い魚です。
鯛はうろこと内蔵を取り除き、塩を振ってしっかりと焼きましょう。サイズが大きいため、オーブンを使うと楽チンです。
北海道ではキンキが選ばれることもあります。

 

煮物

好みの食材で煮物を作りましょう。縁起の良い食材を使うことで、お祝いの意味を込めることができます。
れんこんやたけのこが一般的です。にんじんや根菜を飾り切りすると、見た目も華やかになりますよ。

 

香の物

「幸のもの」とかけて香の物を用意しましょう。香の物はどんなものでも良いとされています。
なかでも紅白なますが人気です。紅白なますはお正月のおせちでも選ばれる縁起の良い料理。
砂糖と酢を使い、甘酸っぱく仕上げましょう。「多幸」とかけてたこの酢漬けを用意するママ・パパもいます。

 

赤飯

お祝いの席に赤飯が欠かせません。赤飯も自宅で簡単に手作りすることができます。お赤飯を炊くのは炊飯器でOK。
もち米やお米と一緒に小豆を入れて加熱します。このとき、小豆のゆで汁を使うとより美味しく仕上がりおすすめです。
北海道や東北では、小豆の代わりに甘納豆が選ばれています。

 

吸い物

お吸い物には、「おっぱいを力強く吸えるように」と願いが込められています。
お食い初めのお吸い物にははまぐりがぴったり。はまぐりは良縁に恵まれるようにと意味がある食材です。
だしもたっぷりと取れるので、美味しさにもこだわれるでしょう。昆布だしと合わせると本格的な味に仕上がります。
菜の花や三つ葉、お麩を入れると見た目も華やかになります。

 

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お食い初めメニューの手作りについてご紹介しました。
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