離乳食の卵はいつから？適切な時期・適切な量から始めよう！

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離乳食の卵はいつから？適切な時期・適切な量から始めよう！

2022.03.27

離乳食の卵はいつから？適切な時期・適切な量から始めよう！

離乳食を進めるなかで、なによりも気になるのがアレルギーではないでしょうか。
とくに卵は食物アレルギーの代表格でもあります。
「卵を食べさせたいけれどいつから？」「離乳食の卵でアレルギーが出たらどうしよう」
などと疑問や心配を抱えるママ・パパもいるでしょう。
今回は、離乳食の卵について与える時期や量を詳しくご紹介します。

離乳食の卵はいつから？

さまざまな食材で食物アレルギーを発症する可能性があります。
なかでも、卵は食物アレルギーの原因になりやすい食べものの代表格です。
食物アレルギーとは、食べものを摂取したあとに皮ふや呼吸器、消化器など全身に症状があらわれる病気のこと。
乳幼児での発症が多いといわれています。
食物アレルギーを心配するあまり、離乳食や特定の食材の開始を遅らせたいと思うかもしれません。
ですが、その考えは現在の小児医学では、アレルギー発症の予防にはならないと考えられているのです。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、
卵は生後5〜6ヶ月（離乳食初期）で開始するよう勧められています。
おかゆから始め、野菜や豆腐、白身魚などに慣れてきたら卵を始めましょう。

鶏卵は乳児で一番多く見られるアレルゲンである

乳児において、鶏卵による食物アレルギーが一番多いとされています。
アレルゲン（アレルギーの原因物質）は卵黄よりも卵白に多く含まれているため、卵黄から与えましょう。
また、卵は加熱することでアレルギーを起こしにくいと考えられています。
卵を固くゆで、すぐに卵黄を取り出したものを冷ましてから与えてください。
このとき、半熟部分や卵白に接した部分は避けてくださいね。
アレルギーと思われる変化が見られたときには、自己判断せずに小児科に相談することも大切です。

離乳食の卵の進め方をチェック

離乳食における卵の進め方をチェックしてみましょう。
離乳食初期は、固くゆでた卵黄から始めます。
耳かき1杯程度のごく少量を与え、体調の変化をよく見てください。
卵アレルギーのほとんどは、食べてすぐに症状があらわれます。
口のまわりや顔、体に発疹が出ていないか、皮ふの赤みやかゆみをよく確認しましょう。
場合によっては、嘔吐や下痢が見られることもあります。
気になる症状が見られたときには、速やかに小児科に相談してくださいね。
問題がなければ、少しずつ卵黄の量を増やします。
離乳食中期には卵黄1個〜全卵1/3個、離乳食後期では全卵1/2個、
離乳食完了期に全卵1/2〜2/3個食べられることを目安にしましょう。

卵黄の進め方とは

離乳食で卵を始めるときには、卵黄から与えます。
20分間しっかりとゆでた卵から卵黄を取り出しましょう。
熱いまま卵を半分に切り、卵黄の中心部から耳かき1杯分取り出します。
取り出した卵黄は湯冷ましでのばすとなめらかになって食べやすいです。
おかゆや野菜と混ぜて与えることもできます。
耳かき1杯分で問題がなければ、翌日から2杯分、3杯分…と少しずつ量を増やしましょう。
卵黄1個分を食べられるようになることが目標ですが、焦らず子どもの様子を見ながら与えてくださいね。

卵白の進め方とは

卵黄1個分が食べられるようになると、卵白の開始です。
卵黄と同じように、20分間しっかりとゆでた卵を使います。
卵白部分を耳かき1杯分から試しましょう。体調に変化がなければ、少しずつ量を増やします。
卵白に慣れたら卵黄と混ぜた全卵を与えてください。
細かく砕き、スープやおかゆに入れると食べやすくなるのでおすすめです。
全卵を食べられる量が増えたら、さまざまな卵料理にも挑戦してみましょう。
必ずしっかりと加熱し、離乳食完了期には全卵1/2〜2/3個を目標にします。