1歳児の好き嫌い問題。成長の証って本当?好き嫌いの原因は?

1歳児の好き嫌い問題。成長の証って本当?好き嫌いの原因は?

1歳半を過ぎると離乳食も完了の時期です。この時期には、少しずつ子どもの好き嫌いがはっきりしてきます。「1歳になりたての時は食べてくれていたのに…」と頭を悩ませるママ・パパもいるかもしれません。実は、幼児期における食べものの好き嫌いには、子どもたちの成長と発達にその要因があるといわれています。今回は、1歳児の好き嫌いについて、原因と対処法をご紹介します。

 

1歳児の好き嫌いの原因とは

幼児期の成長の過程において、好き嫌いは当たり前に起きることといえます。とはいえ、原因があることも事実です。まずは1歳児が好き嫌いをする原因をチェックしてみましょう。

 

イヤイヤ期である

好き嫌いをするということは、自我が出てきたということでもあります。イヤイヤ期が好き嫌いの原因になっていることも。イヤイヤ期とは2歳児頃から見られる子どもの成長過程の一つです。食べ物に限らず「いや、やだ」と拒否を示してはいませんか?食事以外の場でも拒否を示すときには、イヤイヤ期が訪れているのかもしれません。

 

味に敏感である

人間の舌には味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じるセンサーがついています。生後3ヶ月頃には、味蕾の数は1万個に。数が十分に増えると、大人になるにつれてこの味蕾は少しずつ減少していきます。つまり、子どもは大人以上に味に敏感なのです。とくに苦味や辛味、塩味を大人以上に感じるといわれています。子どもが苦手な味を理解したことで、好き嫌いが出てきたと考えられるでしょう。この場合、年齢を重ねるにつれて食べられるようになることが多いです。

 

満腹中枢が発達した

おなかがいっぱいと感じる満腹中枢も、この時期に発達します。脳が満腹になったと指示を出すことで、これ以上食べられないと意思表示をしているのかもしれません。こまめにおやつを食べてはいませんか?毎食の量は適切ですか?食べられる量は子どもによってもさまざま。時間を見直したり量を見直したりして、子どもにとっての適量を見つけましょう。

 

好き嫌いは成長の証!食べないときの対処法とは

好き嫌いは成長の証です。わかっていても食べてほしい、と思ってしまうのが親心でしょう。好き嫌いをするときの対処法についてご紹介します。

 

楽しい空間を作る

楽しい食事の空間は、食育の基本の一つです。子どもは落ち着いて食事をできていますか?難しいときには、環境から好き嫌いが起きているかもしれません。テーブルと椅子の高さを見直すことから始め、食具の使いやすさも確認してみましょう。食べやすい環境が整うことで、食事の場も自然と楽しい空間に変わります。もちろん、身近な大人であるママ・パパが美味しそうに食べる姿も大切です。

 

盛り付けを工夫する

子どもの頃、お子様ランチが嬉しかった記憶はありませんか?食事は視覚でも楽しむもの。毎日は難しいですが、野菜の切り方や使う食器を工夫してみましょう。それだけで食べる意欲がわいてくる子どもも多いです。また、完食は子どもの達成感にもつながります。あえて少なめの盛り付けにすることで子どもの意欲の刺激にも効果的です。

 

大きさや食感を変える

大きさや食感も工夫してみましょう。一口サイズや持ちやすい棒状がおすすめです。発達の段階によっては、食具を使った食事が難しいことも。思い切って手づかみを取り入れても良いかもしれません。ごはんはおにぎりに、汁物はスプーンを使うなど分けることで、食事にもメリハリが生まれます。また、子どもによって好みの食感もあります。食べやすいように柔らかくしているつもりが、実は固めが好きということも。固さを調整することも効果的です。

 

一緒に作る

1歳児は身近な大人の模倣を楽しむ時期でもあります。この時期ならではのやる気を利用して、一緒に食事を作ってみましょう。おにぎりを握る、食材を混ぜるといった簡単なお手伝いでOK。調理に参加することで、「自分が作ったごはん」と子どもは感じます。特別感があるため、積極的に食べるようになるでしょう。「お手伝いしてくれてありがとう」「お手伝いしてくれたから、いつもより美味しいね」などと声をかけることで、より楽しい時間になります。

 

「ひと口だけ」と誘う

食べ慣れた食材も、見た目で好き嫌いすることがあります。「ひと口だけ食べてみよう」と誘ってみましょう。味を知ることで、自分の好きな食材であることに気づくかもしれません。食べたときにはしっかりと褒めることで、子どもの意欲にもつながります。「もうひと口食べてみる?」と繰り返し誘い、全部食べられることも。少しずつ食べられるようにサポートしましょう。

 

札幌市内の保育園は中和興産株式会社へ

1歳児の好き嫌いについてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて園児を募集しています。入園・見学について、お気軽にお問い合わせください。

 

↓中和興産株式会社の運営保育園一覧↓

運営保育園

↓お問い合わせ↓

お問い合わせ

SNS

instagramaロゴ
YouTubeバナー
TikTokバナー
PAGE TOP