子どもの集中力や語彙を養い、想像力や子どもの世界を広げてくれる絵本。
「いまでも子どものころに読んだ絵本を覚えている」というママ・パパも多いはずです。
絵本は、子どもにとってとても身近な遊びの一つでもあります。
子どもの姿に合わせて絵本を選ぶことで、将来まで記憶に残る時間が過ごせるでしょう。
今回は、2歳児向けの絵本の選び方を詳しくご紹介します。

絵本が2歳児に効果的な理由とは

絵本は子どもに人気の遊びであり、さまざまな能力を育んでくれます。
絵を見て完成を磨き、お話から語彙を増やし、ストーリー展開から想像力を養ってくれるのです。
さらに、絵本を読むときには座って集中します。静の動作に慣れることにもつながるでしょう。
2歳児は、少しずつ自分と他者との違いに気づき始める時期です。
絵本を通して、友だちとの関わり方も学ぶことができます。

2歳児におすすめの絵本の選び方をご紹介

2歳児になると、感情表現が豊かになったり言葉で伝えたりするようになるだけでなくイヤイヤ期も訪れます。
そのときの子どもに合った絵本を選ぶことで、楽しむことはもちろん気持ちも落ち着けてくれるでしょう。
ただし、嫌がる子どもに無理強いすることはNG。
絵本が嫌いになってしまわないよう、自由に楽しませてあげることが大切です。
2歳児におすすめの絵本の選び方をご紹介します。

生活の一場面が出てくる絵本

2歳児は、少しずつ身のまわりのことを自分でするようになります。
食具を使って食べることも上手になり、手洗いや衣服の着脱、靴の着脱にも意欲がわくようになるでしょう。
生活の一場面が出てくる絵本を選ぶことで、子どもに正しいやり方を伝えたり意欲がより高まったりするはずです。
「〇〇も自分でやっていたからチャレンジしてみよう」と誘いがけもしやすくなります。

子どもの好きなものを題材にした絵本

2歳児になると好みのものが細分化されるようになります。
例えば、食べものなら「くだもの」「野菜」「料理する姿」など。
はたらく車が好き、電車が好きという子どももいるでしょう。
好きなものが登場する絵本は、子どもの興味を引き出したいときに効果的です。
絵本のなかに出てくるたびに、喜んで声を出したり指をさしたりする姿が見られます。
もちろん、人気のキャラクターでもOK。
これまで絵本にあまり興味を示さなかった子どもには、好きなものを題材にした絵本がおすすめです。

追体験ができる絵本

子どもは絵本を通して追体験を楽しみます。
体を動かすことが好きな子どもにはダンスや体操を題材にした絵本、
外遊びが好きな子どもにはおでかけや散歩を題材にした絵本がおすすめです。
とくに天気が悪い日には室内にこもりがち。
外が出てくる絵本を選ぶことで、気持ちが満たされたりつぎの外遊びへ期待を高めたりすることができます。
絵本に出てきた草花や生きものを探したり、同じ料理を作ったりなど、絵本と同じように活動しても良いでしょう。

ストーリー性のある絵本

0歳児のころは、音と絵で絵本を楽しんでいたでしょう。
1歳児になると、簡単な繰り返しのストーリーを理解できるようになります。
2歳児では、理解できるストーリーの幅が拡大。わかりやすいストーリー性のある絵本を楽しめるようになるのです。
もちろん、これまで通りリズミカルな絵本や繰り返しのある絵本も好まれます。
なかでも、ロングセラーとして愛されている絵本は、2歳児の好みを満たす絵本が多いです。
ストーリーの難易度がわからないときには、ロングセラーの絵本から選んでも良いかもしれません。

会話が楽しめる絵本

2歳児は、二語文を話し始める時期です。言葉への意欲を引き出す絵本を選びましょう。
「〇〇はどこ？」「これはなに？」など、質問の多い絵本がおすすめです。
「あった！」「いた！」などと子どもがお話に参加できるような絵本は、想像力を豊かにしてくれます。
また、絵がたくさん描かれた絵本も親子の会話にぴったり。
「黄色だね」「ねこがいるよ」など、親子で会話のコミュニケーションを楽しみましょう。

感覚を刺激する絵本

しかけや音が鳴るもの、異なる触り心地のものなど、絵本にはさまざまな種類があります。
刺激したい感覚に合わせて絵本を選ぶことで、発展した楽しみ方ができるのです。
近年は、動きを真似できる絵本やダンスを基にした絵本が支持されています。
出版社や作品の公式サイトで音源や動画が公開されていることも。
音源や動画を活用することで、絵本遊びから運動遊びへと活動が発展します。
見る・聞くだけでは飽きてしまう、という子どもにもおすすめです。

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2歳児におすすめの絵本の選び方についてご紹介しました。
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