2歳児の食事のアレコレ。目安や注意点をご紹介
「2歳児のイヤイヤ期真っ只中で、ごはんを食べてくれない」「2歳児の食事で注意することはあるのかな?」などと、食事に関して不安を抱えてはいませんか?発達に個人差があるように、もちろん食事の面でも個人差はあります。理解しつつ、心配に思うこともあるでしょう。今回は、2歳児の食事について目安や注意点をご紹介します。
2歳児の食事の目安とは
2歳児の食事について目安を考えるときには、3つの項目を意識してみましょう。
・食事の量
・エネルギー量
・おやつの量
それぞれの項目について詳しくご紹介します。
食事の量
2歳児の食事の量の目安は、1食あたり穀物約100gとおかず150g〜200gといわれています。厳密にグラム数を守る必要はありませんが、多すぎると食べきれないことも。食べきれないことにより、子どもは達成感を得られなくなってしまいます。一般的な子ども用のお茶碗や約80gです。適切な量を用意することで、子どもも完食が進み達成感につながるでしょう。達成感は食事の楽しさにも影響を与えます。ほかにも、食材に合わせて以下のグラム数を意識することがおすすめです。
・肉…20g〜25g
・魚…30g
・野菜…180g
・芋…40g
・果物…100g
エネルギー量
2歳児のエネルギー量として、1日に男の子は1000キロカロリー、女の子は900キロカロリー必要であるといわれています。おやつを与えるときには、1日の摂取カロリーのうち10%〜15%を目安にしましょう。100キロカロリーから150キロカロリー程度で抑えると適切です。食事とのバランスを考え、おやつの量や種類を調整しながら必要エネルギーを満たしましょう。
おやつの量
2歳児のおやつの量は、100〜150キロカロリーになるように意識しましょう。例えば、ロールパン1つ、りんご4分の1と麦茶の組み合わせで130キロカロリーになるといわれています。ほかにも、ふかし芋50gと牛乳も同じくらいのカロリーになりちょうど良いです。炭水化物を中心に、乳製品や果物を組み合わせると栄養バランスも整うでしょう。
2歳児の食事の注意点とは
2歳児の食事の注意点についてチェックしてみましょう。
生ものに気をつける
2歳児になるとたくさんのものが食べられるようになります。ですが、胃をはじめとする消化器官は発達の途中です。生物を与えると食中毒の原因になってしまうことも。大人が食べていると興味を持つかもしれませんが、3歳頃まではできるだけ控えましょう。
つるつるしたものは大きさに注意
食欲旺盛な2歳児は、食材の質感にも気をつけてください。とくにツルツルとしたものは噛み切れず、そのまま喉に詰まらせてしまう危険性があります。ぶどうやミニトマトなど丸くてツルツルした食材は、4分の1に細かく切ってから与えましょう。餅や団子、こんにゃくといった噛み切りにくい食材も注意が必要です。与えるときには決して目を離してはなりません。
できるだけ薄味を心がける
子どもは3歳までに味覚が決まるといわれています。食べ物本来の味がわかる、糖分や塩分を過剰摂取しないためにも薄味を心がけましょう。とはいえ、大人と別に作る必要はありません。取り分けたときには水やお湯を足す、汁を減らすなどひと工夫加えるだけで十分です。
固い食材は噛める調理方法で
肉をはじめとする歯ごたえのある食材は、食べやすい調理方法を選びましょう。ひと口サイズにすることも効果的です。また、野菜も煮込むことで食べやすい固さに調整することができます。ただし、2歳児に咀嚼する力が無いわけではありません。咀嚼は、脳にとって良いこと。適度に固さのある調理方法も取り入れ、食事全体のなかでバランスを取りましょう。
食べているときに目を離さない
自分でスムーズに食べられるようになったとはいえ、目を離してはなりません。喉に詰まらせると声を上げることができず、まわりが気づくまでに時間がかかってしまうといわれています。子どもによっては飲み込む前につぎのひと口を入れてしまうこともあるでしょう。どんなに食べやすいものであっても必ず目の届く場所で食べさせてください。適度に水分補給を取り入れることもおすすめです。
食事が楽しくなる声かけを
子どもの食欲を引き出すためにも、楽しい空間を作りましょう。食事を楽しむことは食育の基本でもあります。「これはなに?」「美味しいね」などと食に関する声かけを行うことで、子どもも食事に興味を持つことができます。簡単な手伝いを取り入れても良いでしょう。食事は生きていくためにも必要不可欠なものです。子どもの頃から食への関心を高めることで、その後の人生にも影響を与えるでしょう。
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