【保育士向け】3歳児の発達とは?おすすめの遊びをご紹介

【保育士向け】3歳児の発達とは?おすすめの遊びをご紹介

3歳児になると手先の自由さや身体のバランス感覚が著しく発達します。友だちとの関わりが増え、社会性が身につく姿も見られるでしょう。今回は、3歳児の発達やおすすめの遊びについてご紹介します。3歳児の発達を正しく捉えて、より成長を促す保育を目指しましょう。

 

3歳児の発達とは

早速、3歳児の発達についてチェックしてみましょう。3歳児の発達は、大きく5つに分けることができます。

・運動神経が発達する

・手先が器用になる

・記憶力・学習能力が向上する

・自我が発達する

・言葉が爆発的に増える

 

運動神経が発達する

3歳児になると身体を上手に使えるようになります。粗大運動の範囲も広がり、運動遊びのバリエーションも増えるでしょう。

・走る

・両足でジャンプする

・片足立ち

・ボールを投げる

これらの動きが見られるようになるのも3歳児の特長です。一人で行う運動遊びから、集団でのルールのある運動遊びへと発展していきます。

 

手先が器用になる

手先が器用になるのも3歳児の特長です。以前に比べて、衣服の着脱もスムーズに行えるようになります。スプーンやフォークから箸へと移行する子どもも増えてくるでしょう。折り紙を丁寧に折る姿やハサミを上手に使う姿が見られるのもこの時期です。

 

記憶力・学習能力が向上する

記憶力や学習能力が向上してきます。これにより、簡単なルールのある遊びを楽しめるように。ルールがあることで、友だちと一緒にルールに沿って遊ぶ姿も見られるようになります。以前にしたことのある遊びを、子どもたち自身で発展して楽しむ姿も見られるでしょう。

 

自我が発達する

自我は1歳頃から芽生え始めます。さまざまな経験を積みながら周囲の影響を受け、3歳児になると自我が形成される時期の到来です。「自分で」という自律性の芽生えを経て、「〇〇してみたい」と自発性へと変化していきます。子どもたちの主体的な姿が見られるでしょう。

 

言葉が爆発的に増える

言葉の発達には個人差が大きく関係していますが、3歳児になると相手の目を見ながら会話する姿が見られるようになります。「ママ お菓子 食べたい」などといった3語文の発語が見られるのもこの時期です。やがて、数字を数えたり色や動物の名前を言ったり、自分や友だちの名前を言ったりするようになるでしょう。日常生活で使う挨拶も自ら言うようになり、自分の思いを伝える姿も現れます。

 

おすすめ!発達を促す3歳児向けの遊びとは

3歳児は、社会性を身につけたい時期といえるでしょう。保育園生活も社会生活の一部です。簡単なルールのある遊びを取り入れて、3歳児の発達を促しましょう。おすすめの遊びをご紹介します。

 

椅子取りゲーム

椅子取りゲームは、音楽に合わせて一定のリズムで歩き、音楽が止まったら目の前の椅子に座るゲームです。椅子はゲームに参加する人数よりも少なく用意し、勝ち負けを決めます。勝つ嬉しさや負ける悔しさを知ることができるでしょう。また、音楽に素早く反応するために集中力も養うことへとつながります。室内で簡単にできるゲームであるため、天候に左右されないところが魅力です。

 

しっぽ取りゲーム

しっぽ取りゲームは、しっぽに見立てた紐などを奪い合うゲームです。走って逃げる、友だちのしっぽを取る、と2つのことを同時に行います。友だちと一緒に思いきり身体を動かすことで、ストレス発散にも効果的です。さらに、簡単なルールであるためすぐにルールを理解することもできます。ゲームの成立を通して、自分もクラスの一員であることを味わえるでしょう。

 

跳び箱

跳び箱も3歳児におすすめの遊びです。走る・跳ぶ動きを通して全身を使うことができます。さらに、跳び箱を跳ぶためには、腕で全身を支える筋力と跳び上がる力が必要です。遊びを通して身体の筋力を鍛えることへとつながるでしょう。ただし、子どもによっては跳び箱に恐怖感を抱くことも。いくつかの段数を用意する、無理強いしないなど保育士の配慮も求められます。

 

ハサミやのり

手先の器用さが見られるときには、ハサミやのりを使った製作活動を取り入れましょう。ハサミやのりの使用には、指先でつまむ・すくうといった細かな動きが必要です。手先の発達だけでなく、集中力の向上も期待できます。ただし、ハサミは怪我にもつながる道具です。しっかりと安全な環境を整え、握り方や切り方をわかりやすく伝えましょう。小グループに分けて順番に行う、保育士の配置を増やすといった配慮を行うと安心です。

 

ごっこ遊び

3歳児は、友だちとの関わりを増やしたい時期でもあります。創造性や世界観を共有できるごっこ遊びがおすすめです。ごっこ遊びを通して、友だちとのコミュニケーションを楽しみましょう。社会性や協調性を養うことにもつながります。

 

札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ

3歳児の発達やおすすめの遊びについてご紹介しました。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

 

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