子どもがおう吐した!病院を受診するタイミングとは

元気に遊んでいたのに子どもが突然おう吐した、おう吐を繰り返して保育園からお迎えの電話がきたなど、子どもにとっておう吐は身近なことです。
生理的なものから感染症による症状など、おう吐の原因もさまざま。

今回は、子どものおう吐について原因や病院を受診するタイミングをご紹介します。
子どものおう吐で病院を今すぐに受診するべきか迷っているママ・パパは参考にしてみてくださいね。

 

子どもが吐く原因はたくさんある

子どもは消化器官が発達の途中であるため、ちょっとしたことでもおう吐をしやすいと考えられています。
もちろん、なんらかの感染症の症状としておう吐が見られることも多いです。

子どものおう吐の原因をご紹介します。

 

胃腸炎によるおう吐

ウイルス性や細菌性など、胃腸炎の代表的な症状におう吐が挙げられます。
ウイルス性胃腸炎は集団生活の場で流行しやすい感染症です。
そのため、保育園や幼稚園でもたびたび流行します。

胃腸炎によるおう吐の大半は半日から1日程度で治まることが多いです。
おう吐のほかに、下痢や腹痛などの症状が見られることも。
おう吐は治まったのに下痢だけが長引いてしまう…というケースも珍しくありません。

 

咳き込んだことによるおう吐

子どもが遊びに集中しているときなど、唾液でむせることがあるでしょう。
食事をしていて咳き込んでしまうこともあるはずです。
咳の勢によって、胃のなかにあるものを吐いてしまったのかもしれません。

その後の様子が普段と変わりなければ、咳による単発のおう吐といえるでしょう。
頻繁に咳でおう吐をしていなければ、とくに問題はないと考えられています。

ただし、年齢の低い子どもの場合、吐いたものでのどが詰まってしまう可能性があります。
口のなかに残っていないか、しっかりと確認してくださいね。

 

頭を打ったことによるおう吐

走った勢いで壁にぶつかった、段差から転んで落ちたなど、子どもは大人の予想を遥かに超える行動をするもの。
ときに頭を打ってしまうこともあるでしょう。
すぐに泣いて反応し、その後の様子に変わりがなければ問題のないことがほとんどといわれています。

ただし、なかには脳震盪を起こしてしまうことも。
脳震盪によって子どもがおう吐をすることがあります。
脳内で出血を起こしている可能性もあるため、24時間以内はしっかりと様子を見ることが大切です。

以下の症状に当てはまるときには、救急病院を受診したり脳外科に相談をしたりしてくださいね。

・意識が戻らない
・皮膚を叩いたりつねったりしても反応がない
・けいれんが見られる
・手足がしびれたり動かなかったりする

 

赤ちゃんのおう吐(生後6ヶ月未満)

生後6ヶ月未満の赤ちゃんは胃がとっくりに似た形をしています。
逆流しやすい形のため、げっぷやしゃっくりでおう吐することがあるのです。
げっぷやしゃっくりをきっかけにおう吐をするときには、吐き戻しといえるでしょう。

そのほかに症状がなく、機嫌良く遊ぶ場合には過度な心配はいりません。
熱や下痢の症状が見られる、機嫌の悪い状態が続くときには、かかりつけ医を受診してくださいね。
まれに、髄膜炎の初期症状としておう吐が現れることもあります。
顔色が悪いときには、時間を問わずにすぐに病院を受診しましょう。

 

赤ちゃんのおう吐(生後6ヶ月以上)

生後6ヶ月以上の赤ちゃんがおう吐をすると、胃腸炎の可能性が高いです。
おう吐を繰り返すときや発熱、下痢の症状が見られるときには、かかりつけ医を受診しましょう。
このとき、日中であればその日に受診することをおすすめします。

病院がやっていない時間に症状が出たときには、次の日の午前中の受診で問題ありません。
胃腸炎で怖いことは、脱水を引き起こしてしまうこと。
おう吐をしたときには30分時間を開け、少しずつ水分補給をさせましょう。

 

すぐに受診すべき子どものおう吐とは

子どものおう吐は身近な反面、なんらかの病気による症状である可能性もあります。
以下の様子が見られるときには、すぐに病院を受診しましょう。

・水分補給をするとすぐに吐く
・機嫌が悪く、元気もない
・泣いても涙が出ない
・皮膚や口内が乾いている
・尿の回数や量が少ない
・おう吐と下痢を一日のうち何度も繰り返す
・38℃以上の発熱がある(生後3ヶ月未満)
・39℃以上の発熱がある(生後3ヶ月以上)

 

様子見で良い子どものおう吐とは

子どもがおう吐をしたからといって、すぐに病院を受診しなければいけないわけではありません。
以下の様子のときには、しばらく様子を見ても良いでしょう。
症状が改善しないときや悪化したときには、速やかにかかりつけ医に相談することが大切です。

・1〜2回でおう吐が治まった
・おう吐後にすっきりとした表情になる
・普段通りに元気で遊ぶことができる
・食欲があり、水分補給もできる

 

まとめ

子どもが吐いたときに病院を受診するタイミングをご紹介しました。
中和興産株式会社が運営する保育園では、各園にて園児を募集しています。
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