子どもの痙攣が心配…いざというときに慌てない基本的な知識をご紹介

「子どもが発熱時に痙攣した」
「子どもの痙攣で救急車を呼んだことがある」など、痙攣の対応をしたことがあるママ・パパは意外と多くいます。
痙攣の症状は見た目にインパクトがあるため、実際に目の当たりにすると慌ててしまうかもしれません。

ですが、子どもが痙攣したときにはママ・パパが落ち着くことが大切です。
今回は、子どもの痙攣について基本的な知識をご紹介します。

 

子どもの痙攣とは

子どもの痙攣は、3つのタイプに分けることができます。

・強直性痙攣:手足が突っ張るようにかたくなる
・間代性痙攣:手足がぴくぴくとする
・硬直・間代性痙攣:突っ張るようにかたくなったあと、次第にぴくぴくとする

さらに、体全体に起こるだけでなく、半身や手足の一部に怒ることもあります。
痙攣は、10分以内に止まることがほとんどです。
ですが、ママ・パパにはとても時間が長く感じるでしょう。

現在は、痙攣の経過時間を問わず、すぐに救急車を要請しても良いとされています。
ママ・パパの気持ちを落ち着かせるためにも、痙攣が見られたらすぐに救急車を要請しましょう。

 

熱性けいれん

熱性けいれんとは、発熱時に痙攣を引き起こす病気です。
主に6ヶ月〜5歳の子どもに見られるといわれています。
発熱すると必ずしも熱性けいれんになるわけではなく、38℃以上の発熱時に急に体温が変化すると起こると考えられています。

熱性けいれんになると、およそ半数が繰り返し熱性けいれんになるように。
成長とともに頻度は減少し、6歳ごろにはほとんど熱性けいれんになることはないでしょう。
まれに熱性けいれんからてんかんに移行することがあります。

 

てんかん

てんかんは、発熱を問わずに痙攣を引き起こす病気です。
子どものおよそ1%に見られ、脳波検査にて発覚するといわれています。
てんかんでは、予防として抗けいれん薬を服用。
けいれんが長引く、繰り返すときにはけいれん重積が疑われます。

痙攣の対応にママ・パパが慣れたとしても、15分以上長引くときには救急車を要請しましょう。

 

憤怒けいれん

憤怒けいれんは、赤ちゃんに見られることの多い痙攣です。
泣き寝入りひきつけと呼ばれることもあります。
泣いたときに空気を吐き出せなくなり、チアノーゼを引き起こします。

チアノーゼ状態が続くと、体もかたくなってエビ反りの状態に。
空気を吐き出すと次第に顔色はもとに戻ります。

憤怒けいれんは、呼吸中枢が発達途中であるため起こる痙攣のようです。
ですが、詳しい原因はわかっていません。
憤怒けいれんからてんかんに移行する可能性は低く、4歳ごろには自然に見られなくなります。

 

子どもが痙攣したときの対処法をご紹介

子どもが痙攣を起こしたときには、はじめにママ・パパが落ち着くことが大切です。
ママ・パパがパニックになってしまうと、普段は選ばない対処を選んでしまうこともあります。
まずはママ・パパが深呼吸をしましょう。

子どもへの対処法は以下のとおりです。

1.子どもの体を寝かせ、横向きにする
2.子どもの姿をスマートフォンなどを使って動画を撮影する
3.撮影を続けながら救急車を要請する

大人が複数いる場合、子どもの様子を見ながら撮影する人と救急車を要請し外に出る準備をする人に分かれましょう。
ママ・パパが一人のときに子どもが痙攣した場合には、子どもを横向きにしたあとにすぐに救急車を要請します。
救急車の到着を待ちながら撮影と外に出る準備をしましょう。

すぐに痙攣が止まったとしても、必ず病院を受診してくださいね。

 

痙攣時の対処法としてNGなこと

一昔前は、痙攣時には口のなかにタオルなどを入れるとされていました。
舌を噛むことを防ぐためですが、現在は絶対にしてはいけないこととされています。
口のなかに入れたものによって、窒息してしまう恐れがあるのです。

また、痙攣してすぐに人工呼吸を開始する必要もありません。
吐いたものが気道に入り、窒息の原因に。
触ったり揺すったりすることもやめましょう。

 

子どもの痙攣の予防方法

熱性けいれんの場合、一度なると子どもの半分以上が繰り返さないと考えられています。
ですが、まれに2回、3回…と繰り返すことも。
0歳代に熱性けいれんになると、繰り返しなりやすいようです。

熱性けいれんになったことがあると、医師からジアゼパム座剤が処方されます。
ジアゼパム座剤は、熱性けいれんの予防になる薬です。
38℃の発熱を目安に、早めに投与することで熱性けいれんを予防してくれます。

ただし、眠気が強くなったり興奮気味になったりすることもあるようです。
医師の説明をよく聞き、用法用量を守って投与しましょう。

 

まとめ

子どもの痙攣についてご紹介しました。
中和興産株式会社は、札幌市内で保育園を運営している会社です。
各園では、現在園児を募集しています。

見学や入園のご相談、一時保育、病児保育などお気軽にお問い合わせください。

 

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