【保育士向け】保育園の個人面談の目的・当日の流れをご紹介

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【保育士向け】保育園の個人面談の目的・当日の流れをご紹介

2021.03.27

【保育士向け】保育園の個人面談の目的・当日の流れをご紹介

普段の保育園生活のなかでは、保護者とゆっくり話をする機会は少ないでしょう。保育園では年に数回程度、個人面談を実施しています。個人面談とは、保護者と保育士がじっくりと話すことができる時間。子どもの姿を伝えたり保護者の悩みや不安を聞いたりと、とても大切な時間です。充実した個人面談にすることで、家庭と保育園の信頼関係もより強いものになります。今回は、保育園で行う個人面談について、目的や流れをご紹介します。初めての個人面談を控えている保育士は、参考にしてみてください。

保育園で行う個人面談の目的とは

保育園で行う個人面談には、4つの目的があります。

・保護者と保育園の信頼関係を強くする

・子どもの様子を共有する

・保護者の思いを知る

・保護者を支援する

それぞれを詳しくご紹介します。

保護者と保育園の信頼関係を強くする

保護者と保育園のコミュニケーションは、連絡帳を使ったものが中心です。お互いに文字だけでは伝えにくいこともあるでしょう。個人面談は、保育室などを使ってプライベートな空間で行われます。まわりに話が漏れない環境で行うことで、込み入った話もしやすくなるのです。じっくりと保護者や家庭に向き合う時間にすることで、信頼関係もより強くなります。しっかりと保護者の目を見て思いを受け止めましょう。

子どもの様子を共有する

子どもの姿は、保育園と家庭で変わるもの。お互いに子どもの様子を共有することで、新たな成長に気づけるでしょう。さらに、より子どもの気持ちに寄り添えるようにもなります。誤解を防ぐためにも、子どもの様子を知っておくことが大切です。

保護者の思いを知る

保護者のなかには、言えずに悩みを抱えていることがあります。保育園に要望があることも。個人面談は、ゆっくり保護者の思いを聞ける時間でもあるのです。悩みであれば、共有することで保護者もすっきりとするでしょう。保育園の要望は、より良い園生活への改善に欠かせません。保育士が保護者の気持ちを受け止めることで、安心感や満足感へとつながります。

保護者を支援する

保育園は、子育て家庭を支援する施設です。働く保育士も保護者を支援する気持ちが大切。いつでも味方であることをしっかりと伝えましょう。保護者を支援することは、虐待やネグレクトを防ぐためにも必須です。個人面談の内容は職員間で共有し、手厚い支援に活かしてください。

保育園で行う個人面談の流れとは

何度か経験があっても、個人面談は緊張するもの。当日をスムーズに進行させるためにも、個人面談の流れについて知っておきましょう。一般的な個人面談の流れをご紹介します

アイスブレイクを行う

まずはアイスブレイクを行いましょう。アイスブレイクとは、緊張した雰囲気を和らげること。忙しいなか時間を作ってくれたことに感謝し、世間話などで話しやすい雰囲気を作ってください。程よく雰囲気が柔らかくなることで、保護者も本音を話しやすくなります。

保育園での子どもの様子を伝える

子どもの成長を家庭と共有しましょう。成長を一緒に喜ぶことで、しっかりと子どもを見ていることが伝わります。保育園で好んでいる遊びについて紹介すると、家庭での遊びにも活かせるのでおすすめです。子どもの様子を伝えるときには、具体的なエピソードを添えることがポイント。情景がイメージできるようになり、より子どもの成長を実感できます。

家庭での子どもの様子を聞く

家庭での子どもの様子を聞くときには、保育士から話題を振りましょう。保育園での様子から「お家ではいかがですか？」と聞くことで、保護者も話しやすくなります。保育園では頑張り、家庭では甘える子どもも多いです。家庭が大好きだからこその子どもの様子を尊重しながら、保育園での対処法を紹介すると良いでしょう。また、個人面談は保護者の抱える悩みや不安を聞く場面でもあります。保護者からの相談内容によっては、すぐに返答が難しいこともあるかもしれません。一度保留にしてもらい、園長や主任に相談しましょう。翌日改めて返答することで、相談しっぱなしになる状況を防げます。