春になり、初めて先輩と呼ばれる保育士もいるでしょう。
新年度から新人指導を担当する保育士もいるかもしれません。
人になにかを教えるということに難しさを感じてはいませんか?
今回は、保育士の新人指導のコツをご紹介します。
6つのコツで、新人保育士と良い関係を築きましょう。
保育士の新人指導のコツをご紹介
さっそく、保育士の新人指導のコツを6つご紹介します。
コツを意識しながら関わることで、新人指導がスムーズになるはずです。
はじめに保育園でのマナーを教える
郷に入っては郷に従え、という言葉があるように、保育園ごとにさまざまなマナーやルールがあります。
ですが、新人保育士はなにも知らない状態です。
気づかないままマナーやルールを破ってしまうこともあるかもしれません。
まわりの保育士は「どうしてできないの?」と思い、先輩保育士たちと新人保育士の間で溝ができてしまうことも。
新人指導の一番はじめに、マナーやルールを教えましょう。
保育士としてはもちろんのこと、社会人としてのマナーやルールを教えることも大切です。
マナーやルールを身につけることで、新人保育士が働きやすくなるだけでなく、ほかの職員との関係も円滑に築けるようになります。
的確に指示やアドバイスを行う
「はやくやってほしい」などと漠然とした指示やアドバイスは避けましょう。
自分は慣れた仕事かもしれませんが、新人保育士にとっては初めてのことばかり。
自分がやってほしいと思うことと新人保育士の行動に差異があることは当然なのです。
「はやくやってほしい」は「〇〇時までに終わらせてほしい」と言い換えることでわかりやすくなります。
同じように、何をどうするのかはっきりと伝えましょう。
このとき、日によって指示の内容や手順が変わらないように気をつけてくださいね。
また、ルーチンワークは保育園全体で一貫することもおすすめです。
新人保育士だけでなく、職員全員が働きやすくなるといわれています。
言葉で成長を褒める
褒められたら誰もが嬉しいと思うもの。
自信を持たせたりやる気を引き出したりするためには、褒めることが効果的と考えられています。
些細なことでも言葉で褒めましょう。
また、新人指導では注意することも多くあります。
そのときには、注意点の前に相手の良いところや成長したところを伝えることが大切です。
成長を言葉にすることで、新人保育士も「自分を見てくれている」という実感につながります。
注意も素直に受け取ってくれるでしょう。
常に冷静に、感情的にならない
保育士は、たくさんの子どもたちの命を預かる仕事です。
怪我や事故が起きてしまった場合、たとえ新人保育士であっても責任重大になります。
防げるはずの怪我や事故が起きてしまった、注意したミスを何度も繰り返すなど、感情的になりそうなこともあるでしょう。
ですが、決して激しく叱責してはなりません。
新人保育士を育成する役割を担っていることを意識し、問題点や今後どうするべきかを冷静に指導することが大切です。
また、相手の気持ちに寄り添うコミュニケーションも信頼感を高めることにつながります。
仕事に慣れていない新人保育士は余裕がない状態です。
なにか起きてから指導するのではなく、こちらから進捗状況を把握したりアドバイスを伝えたりしても良いでしょう。
新人保育士の意見を取り入れる
新人保育士は、長く保育の現場で働いていると思いつかないアイディアを持っていることも。
違う発想ができるからこそ、保護者の感覚に近いかもしれません。
思い切って新人保育士の意見を取り入れることで、保育園が大きく発展するきっかけになることがあります。
さらに、新人保育士も自分の意見が採用されるとやる気につながるでしょう。
さまざまな方面で良い効果があるはずです。
誰もが積極的に発言できる風通しの良い職場は、人間関係も良いものに。
新人保育士に限らず、ほかの保育士たちも働きやすい雰囲気になります。
スケジュールの管理方法を伝える
自分が新人保育士だったとき、仕事の締切に追われた経験はありませんか?
スケジュールが管理できないと、自分自身だけでなくほかの保育士も大変な思いをする可能性があります。
締切を守ることは、まわりに信頼されるためにも大切なことです。
新人保育士にスケジュールの管理方法を伝えましょう。
スムーズに仕事を終わらせるコツや、優先順位のつけかたを伝授しても良いかもしれません。
仕事が溜まると寝不足や過労、ストレスにもつながります。
体調を崩さないためにも、予定を組んで仕事をすることを習慣にさせましょう。
効率的に仕事ができるようになると、仕事とプライベートの切り替えも上手にできるようになります。
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