【保育士向け】0歳児から絵の具遊びを取り入れよう！

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【保育士向け】0歳児から絵の具遊びを取り入れよう！

2022.03.27

【保育士向け】0歳児から絵の具遊びを取り入れよう！

毎月の製作に頭を悩ませている保育士はいませんか？とくに0歳児の場合には、どんなものを使うべきか悩む保育士もいるでしょう。保育園で出番の多い絵の具は、0歳児にもぴったり。今回は、0歳児におすすめの絵の具遊びのアイディアをご紹介します。0歳児の活動に絵の具遊びを取り入れるねらいについてもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

0歳児の活動で絵の具遊びを行うねらいとは

なぜ0歳児から絵の具遊びを行うべきかご存知ですか？0歳児から絵の具遊びを行うねらいは3つあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。どういったねらいがあるのか知ることで、活動のアイディアも浮かんでくるはずです。

指先で絵の具の感触を楽しむ

絵の具の感触は、0歳児の五感を刺激します。さらに、絵の具は原色が基本であるため見た目もカラフルです。視覚にも刺激を与えてくれるでしょう。たくさんの色に触れることにより、子どもの表現のバリエーションも広がります。ただし、絵の具は好みが分かれる感触です。絵の具遊びをするときには濡れタオルを用意するなど、感触が苦手な子どもへの配慮も行いましょう。

色彩感覚を養う

絵の具のカラフルな色合いは、色彩感覚の養いにも効果的です。原色のままはもちろんのこと、絵の具なら自由に色を混ぜることもできます。さまざまな色が混ざり合うことで、色の変化も楽しめるでしょう。目の前で色が変わる様子は、子どもたちの興味を集めるはずです。

保育士の姿に興味を持ち、模倣を楽しむ

0歳児は、6ヶ月頃になると大人の真似を楽しむようになります。保育士が楽しそうに指や手で絵の具を使うことで、子どもも真似しようとするでしょう。その模倣を楽しむことも絵の具遊びの楽しみ方の一つです。絵の具遊びの内容によっては、筆や指、タンポを使うこともあります。一番はじめに保育士が使う姿を見せることで、子どもたちの興味を集めることにつながります。その後の活動もスムーズに進められるでしょう。

0歳児におすすめ！絵の具遊びのアイディア

0歳児でも簡単で楽しく遊べる、絵の具遊びのアイディアをご紹介します。バリエーションを豊かにすることで、より五感を刺激することができるでしょう。遊び方に慣れることで、製作にも応用できるはずです。絵の具は独特の感触があるもの。無理強いはせず、子どものペースを尊重しましょう。

手形や足形

手形や足形は月齢が低い0歳児でも楽しむことができます。また、誕生日など記念に残したいときにもぴったり。手や足は、さまざまなモチーフにも変化します。季節に合わせて花や食べ物などに見立てることで、製作活動にも応用できるでしょう。ただし、子どもによっては絵の具の感触に抵抗を示すことがあります。無理強いはせず、子どものペースを尊重してください。

指スタンプ

指だけに絵の具をつける、指スタンプもおすすめです。指先に絵の具をつけ、画用紙などに押し付けて楽しみましょう。絵の具に触れる部分が少ないため、初めての絵の具遊びにもおすすめです。スタンプ状にペタペタ押し付けることはもちろんのこと、筆のように指先を押し付けたまま動かしてもOK。子どもたちの自由な表現が楽しめます。

タンポスタンプ

タンポスタンプは、0歳児の絵の具遊びの定番といえます。握る・押す感覚を楽しめる遊びです。タンポは、脱脂綿とガーゼ、輪ゴムを使います。脱脂綿をくるくると丸め、ガーゼで包みましょう。絞ったところを輪ゴムで止めると完成です。好きな絵の具にタンポをつけることで、スタンプのようになります。画用紙などに自由に押し付けましょう。手指が汚れることもないので、絵の具の感触が苦手な子どもにもおすすめです。

デカルコマニー

デカルコマニーは、絵の具の技法の一つです。紙の半分に絵の具をつけ、そのまま紙を折って転写させます。紙を広げたときに現れる左右対称の模様や色の鮮やかさを楽しめるでしょう。紙を広げる動作は指先の発達にもおすすめです。たくさんの色を使ってカラフルに仕上げることで、子どもたちの色彩感覚も養えます。0歳児のなかでも年度の後半に取り入れましょう。

フィンガーペインティング

フィンガーペインティングもデカルコマニー同様に絵の具の技法の一つです。筆などを使わず、指に直接絵の具をつけて描きます。お絵描きを楽しむようになった頃から取り入れると、より活動を楽しめるでしょう。絵の具をつける指を複数に増やしても面白いです。ただし、まわりが汚れやすい遊び方でもあります。活動前に、必ずまわりの環境を整えましょう。保育士の人数は複数配置し、遊び終わった子どもから順に手を洗うと後片付けもスムーズです。