離乳食はいつから味付けしても良い？離乳食期別の味付け方法をご紹介

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離乳食はいつから味付けしても良い？離乳食期別の味付け方法をご紹介

2022.03.27

離乳食はいつから味付けしても良い？離乳食期別の味付け方法をご紹介

離乳食では、食材が持つ素材の味を大切に進めます。
とはいえ、「ほうれん草の味が苦手そう」「メニューを増やすために味付けしたい」などと考えることもあるでしょう。
味付けをすることで、いまよりも食の進みが良くなるかもしれません。
今回は、離乳食の味付けはいつからできるのか、注意点やポイントをご紹介します。
離乳食期別の味付け方法もご紹介するので、離乳食づくりの参考にしてみてくださいね。

離乳食はいつから味付けする？

離乳食で味付けをするのは離乳食中期以降（7ヶ月〜）が目安といわれています。
まずは素材の味から始めましょう。
離乳食中期になり、進みやバリエーションが気になったときから出汁を使い始めることをおすすめします。
出汁もほかの食材と同様に少量から与えてくださいね。本格的に味付けを行うのは、離乳食後期からで十分です。
なぜ離乳食に味付けをしないのか2つの理由をご紹介します。

味覚が敏感だから

赤ちゃんの味覚は、大人よりも敏感です。
味は、舌にある味蕾（みらい）と呼ばれるセンサーによって感じます。
この味蕾が大人よりも赤ちゃんの方がたくさんついているのです。
そのため、味付けをしなくても素材から味をしっかりと感じることができます。
赤ちゃんや子どもに食材の好き嫌いがあるのも、味蕾の数が影響しているようです。

腎臓に負担をかけるから

赤ちゃんの体は発達の途中です。濃い味を与えてしまうと、腎臓に負担をかけてしまいます。
消化が満足にできず、体調を崩してしまう可能性があるのです。
離乳食中期で味付けをするときにも、ごく薄味を心がけましょう。
計量スプーンを使ってしっかりと計ることもおすすめです。
また、濃い味付けに慣れてしまうと赤ちゃんはその味を好んでしまいます。
肥満や虫歯など、生活習慣病のリスクも高くなってしまうといえるでしょう。

離乳食期別の味付け方法をチェック

離乳食期ごとに使うことのできる調味料も増えていきます。
どんな調味料で味付けできるのかチェックしてみましょう。

離乳食初期

離乳食初期では基本的に味付けを必要としません。
とはいえ、おかゆに味付けして変化を出したいときもあるでしょう。
そのようなときには、野菜が活躍します。食べたことのある野菜を茹で、その汁を野菜出汁として使いましょう。
野菜出汁なら植物性であるため、離乳食初期でも赤ちゃんに負担をかけません。
味付けとしてはもちろんのこと、スープとしてもおすすめです。
離乳食初期の後半になると、ごく少量のバターも使えるようになります。
バターを使うときには風味づけ程度に、無塩のものを選んでくださいね。

離乳食中期

離乳食中期も味付けをしなくて問題ありません。
離乳食の進みによっては、かつお出汁を使えるようにもなります。
野菜出汁と混ぜることで旨味もアップしおすすめです。離乳食初期で使えるバターも量が増えます。
また、砂糖も少量なら味付けに使ってOK。砂糖は、果物や野菜にも糖質・糖分として含まれています。
甘みが加わることで、より食べやすくなるでしょう。
ただし、黒糖やハチミツはボツリヌス菌が含まれている可能性があります。1歳までは避けましょう。