【保育園の離乳食問題】初めての食材の進め方とは？

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【保育園の離乳食問題】初めての食材の進め方とは？

2021.03.27

【保育園の離乳食問題】初めての食材の進め方とは？

「もうすぐ職場復帰…でも離乳食は進んでないし、食べたことがない食材もあるけど大丈夫かな？」そのように困っているママやパパはいませんか？今回は、入園後にスムーズに離乳食を食べることができるよう、入園前に家庭でやっておくべきことについてご紹介します。

離乳食とは

離乳食は、母乳やミルクなどで不足してしまう栄養を食事から取り入れることです。離乳食初期・離乳食中期・離乳食後期の3つの時期に分けることができます。時期ごとに基準となる目安があるので、詳しくみていきましょう。

離乳食初期

【月齢の目安】5～6ヶ月

【回数】はじめの1ヶ月は1日1回、慣れてきたら1日2回に増やす（母乳やミルクは飲みたいだけ与える）

【形状】なめらかなトロトロ状、ポタージュ状

【進め方】まず消化の良いお粥から始めます。初日は10倍粥をひとさじから始め、ひとさじずつ増やしていきます。1週間したら繊維質の少ない人参やカボチャなどをすりつぶしたものを試してみましょう。慣れてきたら食事回数を1日2回に増やし、豆腐や白身魚、卵（卵黄）などのタンパク質も開始します。卵は比較的アレルギーを起こしにくい卵黄から始めます。食材はしっかりと加熱をしたものを食べさせましょう。

【代表的な食材】　　

主食…10倍粥、バナナ

野菜・果物…人参、ほうれん草、カボチャ、りんご

タンパク質…豆腐、白身魚、卵黄

離乳食中期

【月齢の目安】7～8ヶ月

【回数】1日2回

【形状】豆腐くらいの舌でつぶせる固さ

【進め方】2回食にも慣れはじめ食事のリズムができてくる頃です。いろいろな舌ざわりを楽しめるように食品を増やしていきます。少しずつ水分量を減らし、つぶつぶしたみじん切りやマッシュ野菜などのメニューも取り入れていきます。急激に固さや大きさをステップアップすると舌でつぶすことができず、丸のみしてしまう可能性も。様子をみながら少しずつステップアップしていきましょう。

【代表的な食材】

主食…7～5倍粥、食パン、うどん（そうめん）

野菜・果物…ブロッコリー、キャベツ、イチゴ

タンパク質…赤身魚、ツナ水煮、ひきわり納豆

離乳食後期

【月齢の目安】9～11ヶ月

【回数】1日3回

【形状】バナナくらいの固さ

【進め方】いよいよ大人と同じ3回食になります。決まった時間帯に食べさせ、食生活のリズムを整えていきましょう。母乳やミルクを飲む量は減らしていき、離乳食から栄養をとるように心がけます。この時期の固さは、指でつまんで軽く力を入れるとつぶれるバナナを目安にします。やわらかすぎると舌でつぶれ、固すぎると歯ぐきでつぶせないため、どちらも丸のみの原因になってしまうので注意しましょう。

【代表的な食材】　

主食…5倍粥～軟飯、パスタ

野菜・果物…小松菜、パプリカ、ひじき

タンパク質…鶏ひき肉、牛赤身ひき肉、青魚

初めての食材の進め方とは

具体的に初めての食材を進め方ていくうえで、どのように進めていけば良いのでしょうか。入園前にやっておくと良い3つのポイントをご紹介します。

保育園から食材リストをもらう

入園が決まったらなるべく早く保育園から食材リストをもらいましょう。食材リストとは、保育園の離乳食に使用されているすべての食材や調味料などが記載されたもの。月齢ごとに食材や調味料がまとめてあります。この食材リストに記載されていない食材は、離乳食に出されることはありません。記載されている食材が食べれるようになっておくと、入園後の離乳食もスムーズに進みます。

食べたことのある食材は保育園に報告

保育園から食材リストをもらったら、まずは食べたことのある食材の項目欄にチェックを入れていきます。そして食べたことのない食材は少しずつ家庭で食べさせます。食物アレルギーの有無を確認し、済んだものから食材リストにチェックを追加しましょう。食材リストに記載が終わったら、締め切りまでに忘れずに保育士へ報告します。食物アレルギーなどがある食材については、どのようなアレルギー症状が出るのか、アレルギー症状が出た場合の対処方法はどのようにするのかなども細かく報告しておくと安心です。

初めての食材は必ず家庭で試してから

多くの保育園が、初めての食材は家庭で複数回試してから保育園でも提供するようにしています。その理由は、食物アレルギーの有無を把握しておく必要があるから。初めての食材を食べさせる時は、しっかり目の行き届いている家庭で試しておきましょう。初めての食材は、目安として1種類の食材を3～4日は食べさせてみてください。量も初日はひとさじから始め、翌日からもひとさじずつ追加し少しずつ増やしていきます。同じ食材を3～4日程度食べてもアレルギー症状が出なければ、つぎの食材に進んでいきましょう。