【保育士向け】保育園でトイレトレーニングを開始！始める目安＆必要な準備

ホーム
企業からのお知らせ
【保育士向け】保育園でトイレトレーニングを開始！始める目安＆必要な準備

2023.01.27

【保育士向け】保育園でトイレトレーニングを開始！始める目安＆必要な準備

2歳ごろから3歳ごろになると、トイレトレーニングが始まります。
日中のほとんどを過ごす保育園でも、トイレトレーニングを行うことが成功のポイント。
とはいえ、初めてトイレトレーニングに携わる保育士にはわからないことも多いでしょう。
今回は、保育園でのトイレトレーニングについて始める目安や必要な準備をご紹介します。
トイレトレーニングについて知りたい保育士さんは参考にしてみてくださいね。

保育園で行われるトイレトレーニングとは

トイレトレーニングとは、オムツでの排泄からトイレでの排泄に移行する練習のことです。
トイレトレーニングを卒業すると、子どもは一人で排泄ができるようになります。
保育園でのトイレトレーニングは、子ども一人ひとりに合わせた対応が大切です。
集団生活なので一斉にトレーニングを始めたくなりますが、しっかりと意欲や発達に合わせて開始しましょう。

0歳から始まっている！？オムツ卒業までの関わり方

広い意味では、トイレトレーニングは0歳から始まっていると言っても過言ではありません。
年齢別にオムツ卒業までの関わり方をご紹介します。

0歳児

0歳児では、排泄で汚れたオムツから綺麗なオムツへ変えることの気持ち良さを伝えましょう。
赤ちゃんによっては、排泄時に不快を感じて泣くこともあるでしょう。
その気持ち悪さをしっかりと受け止めて代弁し、できるだけ速やかにオムツ交換をすることが大切です。

1歳児

1歳児では、トイレに興味を持ってもらいましょう。
これまで、子どもたちはオムツへの排泄が当たり前としてきました。
トイレの空間、便座に座ることは未知の世界なのです。
トイレという場所に慣れておくことで、その先のトイレトレーニングもスムーズに行えることが期待できます。
また、子どもによっては排泄を知らせてくれることも。そのときには大いに褒め、子どもたちの自信につなげましょう。

2歳児

2歳児では、多くの子どもがトイレトレーニングを開始します。
膀胱に尿を溜められる時間が安定し、排尿間隔も空いてくるでしょう。
オムツが濡れていないときには積極的にトイレに誘い、便座に座っての排泄をねらいます。
繰り返しトイレでの排泄成功を積み重ね、トイレトレーニングへの意欲を引き出しましょう。

保育園でトイレトレーニングを始める目安とは

保育園でトイレトレーニングを始める、3つの目安をご紹介します。

・排尿間隔が安定している

・落ち着いて座ることができる

・自分の気持ちを簡単な言葉で伝えられる

排尿間隔が安定している

排尿間隔が空いてくると、膀胱に尿を溜められるようになっています。
排泄の時間にオムツが濡れていない、という状況が何度か見られたときには、排尿間隔が空いてきているのかもしれません。
排尿が見られたときに時間をメモし、おおよその排尿間隔を把握しましょう。
1時間半程度空くようになると、トイレトレーニングの開始の目安といえます。

落ち着いて座ることができる

トイレで排尿するためには、安定して便座に座れるようになる必要があります。
姿勢を保てない、トイレでそわそわしてしまうというときには集中して排尿できないかもしれません。
トイレの環境に慣れるまでは便座に座る練習をし、慣れたらトイレでの排尿に挑戦してみましょう。

自分の気持ちを簡単な言葉で伝えられる

トイレトレーニングでは、子どもが自ら尿意を伝えることも大切です。
「ちっち出た」「おしっこしたい」など、気持ちを簡単な言葉で伝えられるのか確認してみましょう。
言葉で難しいときには仕草で伝えても問題ありません。

保育園でトイレトレーニングを行う準備とは

保育園でトイレトレーニングを行うためには、事前の準備も必要です。
どのような準備が必要なのかご紹介します。

必要なアイテムを用意する

家庭の協力を仰ぎ、必要なアイテムを用意しましょう。

・トレーニング用のパンツ

・防水シーツ

トイレの環境を整える

トイレの環境を整えることも大切な準備です。トイレトレーニングの開始前に、改めて見直しましょう。
掃除用具の場所や使用後の片付け方、トイレに失敗したときの子どもの衣服の対応、
洗剤などの危険物の位置など細かく確認することをおすすめします。
また、トイレットペーパーを使うことも子どもにとっては初めて。
どれくらいの長さを引き出すべきか、目印をつけておくと良いでしょう。