転職先を探す保育士にとって、保育園の形態は気になるところでしょう。
低年齢児とゆっくり関わりたいという保育士には、乳児保育園がおすすめです。
乳児保育園は、現在急増しています。

今回は、乳児保育園とはなにか、保育士にとってのメリットとデメリットをご紹介します。

 

乳児保育園とは

保育園では、0〜2歳児を乳児クラス、3〜5歳児を幼児クラスと呼びます。
乳児保育園は、乳児クラスにあたる0〜2歳児のみを受け入れる保育園です。

一般的な保育園と比べると子どもの人数は少なめ。
園児一人ひとりとの密なコミュニケーションが求められます。
また、園内の環境構成も乳児向けにされ、手すりや手洗い場なども一般的な保育園より低めの位置に設置されていることが多いです。

2015年には、待機児童問題を解消する国の取り組みとして、小規模保育事業が始まりました。
これは、6人から19人までの少人数を受け入れる保育園を、小規模認可保育園として指定する制度です。
小規模保育事業により、乳児保育園が急増しています。

 

乳児保育園で働くうえで、大切なこと

一般的な保育園も乳児保育園も、大切な子どもを預かることに変わりはありません。
子どもを好きである、という気持ちは第一に大切といえるでしょう。

さらに、乳児期の子どもを預かるうえで大切にするべきことが2つあります。
それぞれについてご紹介します。

 

信頼関係を築く

0〜2歳児は、信頼できる大人との愛着関係が最も重要とされる時期です。
この時期に関わる保育士は、一人ひとりの子どもと密な信頼関係を築かなければなりません。

信頼できる大人が近くにいるということは、その後の子どもの成長にも影響を与えます。
乳児期の子どもにとって、大切にしてくれる・安心できる大人が必要不可欠です。

保育園は、子どもが家庭の次に長く過ごす場所。
家庭のように心から安心して過ごせる環境を整えましょう。

 

丁寧な関わりをする

乳児保育園では、幼児期よりも丁寧な関わりが求められます。
丁寧に関わるためには、子どもの発達への理解が必要です。

とくに、乳児期は月齢や子どもによって発達の進度が大きくなります。
この時期に、月齢のみで発達を決めてはいけません。
一人ひとりの違いを受け止め、発達の段階を的確に把握することが大切です。

乳児保育園でも、一般的な保育園と同じように年齢によってクラス分けがされます。
クラス活動では、どの発達段階でも楽しめる活動を充実させましょう。
できる・できないで判断するのではなく、保育士との関わりを通してさまざまな経験をすることが大切です。

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【保育士向け】乳児保育園とは？よくある疑問や仕事内容をご紹介

 

乳児保育園で働くメリットとデメリットとは

一般的な保育園との違いから、乳児保育園で働くメリットとデメリットが見えてきます。
それぞれを比較し、自分に合う保育園の形態はなにかを考えてみましょう。

 

メリット

乳児保育園で働くメリットは、園内の環境すべてを乳児向けに整えられることです。
乳児クラスに必要な調乳室や沐浴室が広いことも多く、保育士も快適に保育を行うことができます。
活動だけでなく、遊具や絵本も乳児向けに揃えられるでしょう。

戸外活動や行事も乳児のことだけを考えて計画ができます。
乳児保育園を選ぶことで、のびのびと過ごす乳児の姿を尊重できるのです。

また、乳児期は幼児期と比べると、初めてできるようになることが豊富にあります。
歩く、話す、食べるなど、さまざまな初めての瞬間に立ち会えるでしょう。
保育士にとってのやりがいにも繋がります。

 

デメリット

乳児保育園で働くデメリットは、保育に見通しが持てないことです。
乳児保育園は、2歳児で卒園を迎えます。
3歳児以降の子どもの姿を見続けることができないので、寂しい気持ちになるかもしれません。

クラス担任になれなくても子どもの姿を近くで見守りたい、という保育士は多いでしょう。
一般的な保育園と同じく、明るく送り出すことが大切です。

さらに、子ども一人ひとりの良い部分や気になる部分、個性なども次の園に伝える機会がありません。
引き継ぎがないので、転園する保育園や幼稚園に任せることになります。
しっかりと引き継ぎを行いたい保育士にとっては、デメリットに感じるでしょう。

どの段階まで成長・発達を援助するのか悩む保育士もいます。

 

中和興産株式会社では、乳児保育園を運営しています

中和興産株式会社は、札幌市内で保育園を5つ運営している会社です。
なかでも、ちゅうわ南郷保育園は、小規模認可保育園として乳児保育を行う保育園です。

園内のすべてを、乳児保育に適した環境に整えています。
子ども一人ひとりと丁寧に関わりたい方との相性が良い保育園といえるでしょう。

乳児保育園に興味がある、乳児保育が好きという方は、お気軽にご相談・お問い合わせください。
各園では、保育士の園見学もお受けしております。

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