【保育士向け】自然遊びのねらいとは?押さえておきたいポイントをご紹介

【保育士向け】自然遊びのねらいとは?押さえておきたいポイントをご紹介

自然とたっぷりと触れ合える自然遊び。保育所保育指針に定められた幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の一つにも挙げられます。生命を尊重する心を養うためにも大切な活動です。今回は、保育士向けに自然遊びのねらいやポイントをご紹介します。

 

保育における自然遊びとは

保育で行う自然遊びとは、自然と関わる楽しさや生命を尊重する大切さを学ぶ活動の一つです。自然環境にある植物や虫といった生き物に触れることで、さまざまなことを吸収することができます。日本は、四季の移ろいがはっきりとしている国です。季節によって自然も変わるでしょう。これから先の未来も日本が持つ自然の美しさを残し続けるために、積極的に行うべき遊びであるといえます。

 

自然遊びのねらいとは

保育所保育指針では、以下の通り定められています。3歳以上児の環境のねらいと内容をご紹介します。

【ねらい】

・身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で、様々な事象に興味や関心をもつ。

・身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。

・身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。

 

【内容】

・自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。

・生活の中で、さまざまな物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心をもつ。

・季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。

・自然などの身近な事象に関心をもち、取り入れて遊ぶ。

・身近な動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気付き、いたわったり、大切にしたりする。

・日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ。

・身近な物を大切にする。

・身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。

・日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。

・日常生活の中で簡単な標識や文字などに興味をもつ。

・生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつ。

・保育所内外の行事において国旗に親しむ。

 

保育で自然遊びを行うときのポイント

保育で自然遊びを行うときのポイントをご紹介します。園外で自然遊びを行うときには、出発前にどこに行くのか、園外に出る子どもと保育士の人数を、園に残る職員に伝えましょう。日頃から緊急時の連絡方法についても確認しておくと安心です。

 

保育士が楽しむ姿から子どもは興味を持つ

保育士にとっては見慣れた自然も、子どもにとっては初めての出会いかもしれません。まずは保育士が楽しむ姿を見せましょう。身近な大人が楽しむことで、子どもは興味を持ちます。自然に触れるきっかけになるでしょう。ただし、無理強いをしてはいけません。実際に触って楽しむ子、観察をして楽しむ子など、自然との触れ合いにも個性があります。一人ひとりに合った楽しみ方を尊重しましょう。

 

天候が変わりやすいため、天気予報を確認する

季節の変わり目は天候も変わりやすいといわれています。事前に天気予報を確認し、柔軟に活動内容を変更しましょう。年齢によっては、雨の日にも短時間の散歩に出かけるかもしれません。その場合には、事前に家庭にお知らせを配布しておくと安心です。

 

活動場所の下見を行う

園庭以外で自然遊びを行うときには、必ず活動場所の下見を行いましょう。季節によっては、危ない植物があるかもしれません。また、蜂の巣ができていたり不審者が出現したりする可能性もあります。下見を行ったときには、職員間で情報を共有しておくとよりスムーズです。

 

ルールを必ず確認する

活動場所に着いたら、遊び始める前に必ずルールを確認しましょう。保育士の見えないところに行かない、公園から出ないなど保育園によってルールはさまざま。年齢や人数に合わせて事前にルールを定めておくと安心です。また、毎日ルールを伝えているから問題ない、というわけではありません。自然遊びの度にルールを伝えましょう。

 

子どもの率直な感想を分かち合う

例えば、一輪の花も子どもによってさまざまな感想が生まれます。綺麗な色、面白い形、変なニオイなど、子どもの率直な感想を受け止めましょう。子どもと保育士はもちろんのこと、友だち同士でも感想を分かち合うことで新たな発見に繋がります。活動を発展させるヒントも見つかるかもしれません。

 

札幌市内の保育士は中和興産株式会社へ

保育で行う自然遊びについてご紹介しました。自然に親しみを持つことは、保育所保育指針でも重要視されています。身近な環境に触れる機会をたくさん作りましょう。札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社は、自然への触れ合いを大切にしている保育園です。各園では、現在保育士を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

 

中和興産株式会社の運営保育園一覧

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