イヤイヤ期の対応とは?保育士がしたい対応を詳しくご紹介

保育士が難しさを感じるイヤイヤ期の子ども。
一対一ではゆっくりとイヤイヤに付き合うことができますが、保育生活ではなかなか難しいでしょう。
今回は、集団生活のなかでのイヤイヤ期の対応についてご紹介します。
イヤイヤ期でクラス運営に難しさを感じている保育士さんは参考にしてみてくださいね。

 

イヤイヤ期とは

イヤイヤ期とは、その名の通りなにに対しても「イヤ」と拒否をする時期のことです。
「ダメ」「ヤダ」と言ったり、泣いたり、癇癪を起こしたりすることもあります。
イヤイヤ期が見られるのはおおむね1〜2歳。1歳児クラスと2歳児クラスの多くで、イヤイヤ期が訪れるでしょう。
イヤイヤ期は自己や自我の芽生えによって起こるといわれています。
つまり、子どもが成長した証拠でもあるのです。自立の第一歩といえるでしょう。
「やってみたい」「自分でやりたい」という気持ちはもちろんのこと、
甘えたいときや疲れているとき、眠いときなどにもイヤイヤが見られることがあります。

 

イヤイヤ期に保育士がしたい対応をご紹介

家庭であれば親と子どもの一対一になるため、ある程度イヤイヤに付き合うことができるでしょう。
保育園の場合、複数人の子どもに対して一人の保育士が配置されます。
さらに、保育園が定めた一日の流れによって生活。
細かなタイムスケジュールのなかで大勢の子どものイヤイヤに対応しなければいけないのです。
保育園で見られるイヤイヤ期の姿には、以下が挙げられます。

・登園したけれど保育室に入ることを嫌がる

・遊びの終了を嫌がる

・難しいことも一人でやろうとする

・保育士の援助を嫌がる

・できることを手伝ってもらおうとする

どれも個別の対応と保育の運営で、保育士が板挟みになってしまうものでしょう。
イヤイヤ期に保育士がしたい対応をご紹介します。

 

なんでも否定しない

イヤイヤ期の子どもは、状況に関係なく自分の気持ちを保育士にぶつけます。
なんでも否定してしまうと、せっかくの自我の芽生えを折ってしまうことになるのです。
まずは子どもの気持ちを受け入れ、できること・できないことに分けましょう。
できないことは、理由をしっかりと伝えることが大切です。
イヤイヤ期はやって良いことといけないことを学ぶ機会にもなります。

 

交換条件を出さない

「〜しないと鬼が来るよ」「〜しないとおばけが出るよ」「〜できたらシールをあげるよ」など、
交換条件を出すことは絶対にNG。交換条件は、子どもを脅して支配することにつながります。
「鬼が来るから〜しない」「おばけが出るから〜しない」「シールをもらえるから〜する」など、
子どもの行動の目的が変わってしまうのです。

 

気持ちの切り替えを図る

イヤイヤと拒否をしているうちに、子ども自身が混乱してしまうこともあります。
気持ちが昂ってしまったときには、クールダウンの時間を作りましょう。
クールダウンで気持ちが切り替わることで、スムーズな行動につながります。
保育園でできるクールダウンの一例は以下の通りです。

・窓を開けて外の空気を吸う

・遊具や絵本、遊びで興味を引き出す

・水分補給を促す

・安全な空間かつ保育士の目が届く場所で落ち着くまで一人の時間を設ける

子どもが一人になる時間を作るときには、必ずほかの保育士と情報共有しましょう。
こまめに様子を見ることも大切です。

 

さりげなく援助する

子どもが自信を持ってできそうなところまで援助することもおすすめです。
衣服の前と後ろがわかるように床に置く、半分までボタンを穴に入れる、
ジッパーを少しだけ上げておくなど、サポートしましょう。
このとき、突然援助してしまうと子どもが拒否を示すことも。
「〜まで手伝っても良いかな?」「一緒に〜してみよう」などと声をかけることも大切です。
子どもが「自分でできた」と達成感を得ることで、自己肯定感にもつながります。

 

イヤイヤとわざとを見極める目を持つ

イヤイヤ期は自己主張であることがほとんどです。
自立を促すためにできるだけ尊重したいところですが、ときに関心を引くためにイヤイヤすることもあります。
子ども自身が悪いことであると理解しているのにわざとイヤイヤするときには、過度な反応は控えましょう。
保育士が反応してしまうと、子どもは関心を引くことができたと誤って学んでしまいます。
自分を見てほしいときにわざと同じことを繰り返すようになってしまうのです。
あえて反応しない、淡々と対応することもイヤイヤ期に保育士がするべき対応の一つといえるでしょう。
わざと行ったイヤイヤに対応したときには、なぜいけないことなのかどうするべきなのか伝えることも大切です。

 

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イヤイヤ期の保育士の対応についてご紹介しました。
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