保育士試験で資格を取得！実技試験の内容をご紹介

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保育士試験で資格を取得！実技試験の内容をご紹介

2021.03.27

保育士試験で資格を取得！実技試験の内容をご紹介

保育士試験を受験し、保育士を目指す人もいるでしょう。筆記試験に通過し、ホッとしている人もいるかもしれません。保育士試験では、筆記試験に加えて実技試験があります。今回は、保育士試験のなかでも実技試験について詳しくご紹介します。具体的な試験内容と対策について知り、保育士資格の取得を目指しましょう！保育士試験を受験して保育士を目指している人は参考にしてみてくださいね。

保育士試験とは

保育士試験とは、その名の通り保育士の資格を取得するための試験です。国家資格であり、保育士資格を取得することで保育士と名乗ることができます。また、将来は園長として保育園を引っ張っていきたいと考える人も、保育士資格の取得が必須です。現実、保育士資格を持たない人も保育補助として保育園で働くことは可能です。ですが、任される仕事内容や給与面でも、保育の業界で活躍したい人は資格の取得が欠かせないといえるでしょう。保育士試験は、筆記試験と実技試験の二部構成になっています。

筆記試験

筆記試験は、9つの科目に関する知識を問われます。

・保育原理

・教育原理

・社会的養護

・子ども家庭福祉

・社会福祉

・保育の心理学

・子どもの保健

・子どもの食と栄養

・保育実習理論

合格には、全科目6割に正答している必要があります。また、幼稚園教論免許を取得している人は筆記試験は免除です。

実技試験

筆記試験に合格後、実技試験があります。実技試験は、3つの科目から2科目を選択して行う試験です。科目は以下の通りです。

・音楽

・造形

・言語

配点は、1科目50点満点。合格率は95%といわれています。受験を申し込むときに科目を選択することになり、選択後は科目を変更することはできません。

実技試験について詳しくご紹介

実技試験について、詳しくチェックしてみましょう。1科目50点満点、2科目で100点の計算になります。合格には1科目あたり6割の30点以上が必要です。

音楽

音楽は、保育士に必要な技術の一つである「楽器を演奏しながら歌うこと」が課題となる試験です。楽器は、ピアノ、アコーディオン、ギターのなかから1つを選ぶことが可能です。課題曲になっている2曲を弾き語りします。この試験では、歌いながら伴奏ができる・リズムの表現が豊かに行えることが求められます。令和元年の課題曲は、どんぐりコロコロとバスごっこでした。

造形

造形は、保育における場面を絵画で表現することが課題となる試験です。課題の内容は当日に発表されます。時間は45分間、A4の用紙のなかに色鉛筆などを使って絵画を仕上げます。クレヨンやマーカーペンの使用はできません。過去には、誕生日会や粘土遊びなどが出題されていました。

言語

言語は、3歳児クラスの子どもたちにお話することを想定し、声の出し方や話し方、表現の技術などが課題となる試験です。日本や海外の昔話が課題となり、内容を3分間にまとめて話します。絵本や道具を使うことはできません。

実技試験の対策とは

実技試験に合格することで、晴れて保育士資格を取得することができます。筆記試験と比べると実技試験は合格率が高いため、絶対に合格したいところでしょう。そのためには、科目に合った対策が必要です。それぞれの対策をご紹介します。

音楽

音楽の試験対策では、課題曲が発表されたらすぐに練習を行うことが大切です。試験に楽譜を持ち込むことができますが、実際の保育では子どもたちの様子を見ながら弾き語りを行います。実技試験中も、子どもたちがいることを想定しましょう。ピアノや楽譜から目が離れている、笑顔で楽しく弾き語りができていることを心がけてください。

造形

造形の試験対策は、過去の課題で練習しておくことが大切です。実際の課題内容は、試験当日までわかりません。どのような課題が出てもイメージできるよう、いろいろな保育の場面について知っておきましょう。造形の試験では、絵の上手い下手は問われません。子どもたちと保育士がどれだけいきいきと楽しそうに過ごせているのか、その場面を描くことが大切です。

言語

言語の試験対策は、課題のお話の内容を自分の言葉でまとめておくことが大切です。また、ただ話すだけでは合格することはできません。子どもたちが楽しく、飽きずに最後まで聞けるよう工夫が求められます。話し方や表情、身振り手振りを意識し興味を引き出す話し方を心がけましょう。鏡に向かって練習を繰り返すことをおすすめします。