夜間保育とは?働き方や働くメリット・デメリットを詳しくご紹介

「保護者のニーズに応えたい」「保育士としてのスキルを上げたい」「より家庭的な保育に携わりたい」
という保育士・滞在保育士から、夜間保育が注目を集めています。
その反面、「一般的な保育園との働き方の違いは?」「給与面に違いはある?」などと疑問を抱くこともあるでしょう。
今回は、保育士向けに夜間保育について詳しくご紹介します。

 

夜間保育とは

夜間保育とは、家庭での夜間の保育が難しい場合に代わりに子どもを保育することです。
厚生労働省によって、認可夜間保育の場合には11時間の開所、原則夜10時までの保育と定められています。
日中の保育と違い、夕食の提供や入浴の援助、夜の寝かしつけなどを行なうところが特長です。
もちろん、夜間保育にも認可外保育施設があります。
ベビーホテルを中心に、24時間保育や宿泊対応を行なう施設が多いようです。
2021年度には全国で75施設と、決して多いとはいえないでしょう。
ですが、夜に就労するママ・パパからの需要は高まっています。

 

夜間保育の対象とは

夜間保育は、ママ・パパが夜に就労などをする子どもが対象となります。
子どもの定員人数は20人以上です。

 

夜間保育で必要な資格とは

夜間保育で働く場合、「特別な資格が必要なのでは?」と考える人もいるでしょう。
現状、日中の保育と同様に保育士資格の取得が求められます。
職員の配置基準も児童福祉施設最低基準に則った人数が必要です。

・0歳児:子ども3人につき保育士1人

・1歳児〜2歳児:子ども6人につき保育士1人

・3歳児:子ども20人につき保育士1人

・4歳児以上:子ども30人につき保育士1人

さらに、職員の人数として最低2人の配置が求められます。
自治体によっては独自に追加の基準を設けている場合もあり、
保育事業が手厚い自治体ほど保育士の人数も多く配置されるといえるでしょう。

 

夜間保育の働き方とは

保育士にとって、夜間保育で一番気になる点が働き方でしょう。
夜間保育は、日中の保育同様にシフト制を取り入れている施設が多いようです。
施設形態によってシフトの時間帯は異なりますが、一例は以下の通りです。

・11:00〜19:00(早番)

・14:00〜22:00(遅番)

もちろん、夜間保育でもパートとして働くこともできます。
パートとして働く場合にも、保育士資格を取得していることが望ましいです。
夜間保育では、日中の保育以上に家庭的な関わりが求められます。
夕食・入浴・就寝の援助が主な業務といえるでしょう。

 

夜間保育のメリット

夜間保育で働くメリットをご紹介します。

 

給与が高い働き方ができる

日中の保育園と違い、夜間保育では深夜割増料金の適用によって夜間手当てが支給されます。
22時〜翌朝5時までの間は、25%の割増賃金がプラス。
勤務する時間帯によって、日中の保育よりも高い給与を得られます。
さらに、十分な人数の保育士を確保するために、保育園独自の手当てを支給している場合も。
高収入を叶えたい保育士にとって、夜間保育の給与はメリットといえるでしょう。

 

保育士としてスキルアップができる

夜間保育では、通常の保育に加えて夜間の子どものお世話が求められます。
なかでも入浴の援助は、日中の保育園ではお泊り会を除いて経験することができません。
日常のなかで自然と経験を積むことにより、保育士としてのスキルアップが叶うでしょう。
また、夜は心細くなる子どもも多いです。ナイーブな気持ちに寄り添うスキルも身につけられるはずです。
より子どもと密に接する保育がしたい、家庭的な保育がしたいという保育士に夜間保育は選ばれています。

 

夜間保育のデメリット

夜間保育で働くデメリットをご紹介します。

 

生活が不規則になりやすい

人間は本来、日中に活動して夜は眠る生き物です。夜間保育は、その名の通り夜に保育を行います。
携わる保育士は夜型の生活になってしまうでしょう。
生活が不規則になると、心身ともに体調を崩しやすくなる傾向があります。
夜型の生活への適応や徹底した体調管理が欠かせません。
ただし、「昼・夜ともに働きたい」という保育士にとっては、働きやすい業種といえます。

 

人手不足の可能性がある

夜間の仕事は、保育に限らず選ぶ人が少ないといわれています。
夜間保育の場合、働くためには保育士資格が必要です。
働ける人が狭まることにより、ほかの業種よりも人手不足になりやすいのです。
人手不足の夜間保育では、働く保育士の負担が多くなってしまいます。
夜間保育で働くことを考えたときには、必ず保育園に勤務形態や配置人数を確認しましょう。
人手が十分な保育園で働くと、万が一夜型の生活で体調を崩したときにも安心です。

 

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夜間保育での働き方や働くメリット・デメリットについてご紹介しました。
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