「子どもが熱を出しているけれど、汗をかいて気持ち悪そう」
「熱が落ち着いているうちにお風呂でさっぱりさせてあげたい」などと考えることがあるでしょう。

熱を出した子どものお風呂は家庭によって考えが分かれるもの。
実は、熱を出した子どももお風呂に入って良いといわれています。

今回は、子どもが熱を出したときにお風呂に入れる場合、注意したいことをご紹介します。
そのほかの症状のときのお風呂についてもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

 

熱を出した子どももお風呂に入ってOK

子どもが熱を出していても、普段と同じくらい元気なときはお風呂に入っても問題ないと考えられています。
ただし、お風呂は体力が消耗されるものでもあります。
いつもよりも短い時間で、お湯はぬるめに調整しましょう。

汗が気になるときや一日のなかで体調が変わりやすいときには、夜でなくてもOK。
子どもの体調が良いタイミングでお風呂に入れると良いでしょう。
熱が38℃を超える場合には、その日のお風呂は控えるべきと考えられています。
汗によるベタつきや気持ち悪さが気になるときには、蒸しタオルなどで体を拭いてあげましょう。

 

熱を出した子どものお風呂で注意したいこととは

子どもが熱を出していてもお風呂に入ることができます。
ですが、元気な様子でも熱が出ている状態です。

いつもとは体調が異なるため、いくつかのことに注意しましょう。

 

無理強いをしない

ママ・パパから見て元気そうでも、実は熱以外に体調が悪いということも。
お風呂に誘って子どもが嫌がるときには、それ以上無理強いすることはやめましょう。

とはいえ、暑い時期や汗をたくさんかいたときは、あせもが気になるかもしれません。
蒸しタオルなどを使って体を拭くだけで、すっきりとするはずです。

 

できるだけ短時間で

お風呂で体があたたまると、体力をたくさん消耗してしまいます。
いつもよりも短い時間で済ませられるよう、入浴ではなくシャワーを選びましょう。
より短時間で終わらせたいときには、洗わずにサッと流すだけでも問題ありません。

 

体が冷えないようにする

体が冷えると熱を長引かせてしまいます。
脱衣所やお風呂場をあらかじめあたためておくことがおすすめです。

難しい場合には、家族が入ったあとにすぐ子どもも入るとお風呂場はあたたかいままになります。
日中などあたたかい時間帯に入っても良いでしょう。

 

湯冷めに注意する

お風呂からあがってそのまま過ごすと、湯冷めを引き起こしてしまいます。
すばやく体を拭き、パジャマなどを着せましょう。
髪の毛も忘れずに乾かしてあげてくださいね。

 

そのほかの症状のとき、子どもはお風呂に入っても良い？

「熱以外の体調不良のときはお風呂を控えるべき？」と悩むママ・パパもいるでしょう。
そのほかの症状のときの子どものお風呂についてご紹介します。

 

風邪のとき

咳や鼻水など、熱以外の症状の風邪のときにもお風呂に入って問題ありません。
とくに、鼻水が詰まって苦しいときや痰が絡むときにはお風呂がおすすめです。
お風呂の湿度で気道が潤い、鼻の詰まりや痰の絡みを一時的に楽にしてくれます。

普段と比べて元気がないときには、その日はお風呂を控えましょう。

 

下痢のとき

下痢のときにもお風呂に入って問題ありません。
ですが、入浴中に下痢が出てしまう可能性も。
ママ・パパの掃除の手間を考えると、シャワーだけで済ませたほうが良いかもしれません。

下痢のときはおしりがかぶれてしまう子どもも多いです。
座浴でおしりをあたためてあげると楽になるでしょう。

 

水ぼうそうのとき

水ぼうそうのときのお風呂は、シャワーだけで済ませましょう。
水疱が潰れたりかさぶたが剥がれたりしないよう、優しく汗を流してください。
潰れた水疱にばい菌が感染すると、化膿してしまう可能性があります。

早く元気になるためにも入浴は控えてくださいね。

 

とびひのとき

とびひは清潔を保って適切にケアすることが大切です。
入浴は控え、シャワーできれいに洗い流しましょう。

とびひのときには、タオルを複数枚用意することがおすすめです。
とびひとほかの部分でタオルを分け、感染が広がらないようにしてくださいね。
拭いたあとのタオルは水で予洗いしてから洗濯をします。

 

じんましんや発疹のとき

かゆみのない発疹は普段通りで問題ないでしょう。
じんましんなどかゆみのある発疹のときには、ぬるめのシャワーで洗い流します。
体があたたまるとかゆみが増大するため、できるだけ短時間で済ませることが大切です。

 

喘息のとき

喘鳴がひどくないときは普段通りお風呂に入って問題ありません。
喘鳴が聞こえる、吸入が必要なほどのときは落ち着くまでお風呂を控えましょう。

 

まとめ

子どもが熱を出したときのお風呂についてご紹介しました。

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