子どもが熱を繰り返す…上がったり下がったりする理由や受診の目安とは

子どもは免疫が発達の途中であるため、熱を出しやすいと考えられています。
とくに集団生活を始めたばかりは、さまざまな体調不良を起こしやすいです。
熱が出てつらそうな姿を見ると、心配になるママ・パパがほとんどでしょう。

熱が上がったり下がったりを繰り返すこともあり、もう一度かかりつけ医を受診するか迷うこともあるかもしれません。
今回は、子どもの熱が上がったり下がったりする理由と受診の目安をご紹介します。

 

子どもが熱を出す病気とは

子どもがかかりやすい病気のほとんどで発熱の症状が見られます。
風邪をはじめ、中耳炎から熱を出してしまうことも。
子どもが熱を出す代表的な病気は以下の通りです。

・突発性発疹
・気管支炎
・アデノウイルス(プール熱)
・ヘルパンギーナ
・手足口病
・溶連菌感染症
・川崎病
・インフルエンザ
・水ぼうそう
・コロナウイルス感染症

 

子どもの熱が上がったり下がったりする理由

子どもの体温は、健康なときにも上がったり下がったりしています。
朝がもっとも低くなり、少しずつ上昇。
夕方ごろに一番体温が高くなります。

病気によって発熱したときにも体温は変動しやすく、上がったり下がったりを繰り返すことも珍しくありません。
「朝は下がって元気にしていたのに、夕方からまた発熱…」ということはよくあるのです。

 

ホルモンバランスによるもの

病気によって熱が出ると、炎症を抑えるために副腎皮質ホルモンが分泌。
副腎皮質ホルモンは午前中に量が多くなり、夕方にかけて少しずつ減少します。

そのため、炎症を抑えるホルモンが少ない夕方に熱が再び上がるのです。

 

体温調節をする機能によるもの

大人は体温調節をする機能が備わっていますが、子どもは発達している途中です。
そのため、自分の体で上手に体温調節をすることが難しいとされています。
室温や着ている衣服に影響され、すぐに熱が上がったり下がったりするのです。

そのほかに、食事や運動、お風呂などでも一時的に体温が変わります。

 

免疫機能によるもの

体温調節をする機能と同様に、免疫機能も発達の途中です。
そのため、熱が上がったり下がったりする幅も激しくなりやすいと考えられています。
大人とは発熱のパターンが異なるのです。

 

子どもの熱が上がったり下がったり…こんなときには受診を

病院を受診しても、子どもの熱が上がったり下がったりすることは普通のことです。
ですが、3〜4日経っても発熱が続くときにはもう一度かかりつけ医を受診しましょう。
症状によっては、ほかの病気や合併症、二次感染などが考えられます。

また、以下の症状が見られたときには、すぐにかかりつけ医に相談してくださいね。

・顔色が悪い
・呼吸が苦しそう
・ぐったりしている、意識がもうろうとしている
・呼びかけへの反応が乏しい
・食事や水分を摂取できない
・頭痛やおう吐が見られる
・尿が半日以上出ない
・けいれん

 

子どもの発熱時のホームケアをご紹介

最後に、子どもの熱が上がったり下がったりするときのホームケアをご紹介します。

 

こまめに水分を摂らせる

熱が出ると、汗をかいて体の水分が失われます。
脱水症状の原因となるため、普段よりもこまめに水分を摂らせましょう。

授乳中の赤ちゃんの場合は、母乳や育児用ミルクで十分です。
育児用ミルクは薄めず、通常の濃さを飲ませます。
欲しがるときには湯冷ましや麦茶を飲ませても良いです。

授乳よりも食事から栄養を摂るようになったら、湯冷ましや麦茶を飲ませましょう。
必要に応じて、子ども用の経口補水液やスポーツドリンクを飲ませることもおすすめです。
なかなか普段通りに水分を摂れないときには、子ども用のジュースを飲ませても良いかもしれません。

 

消化の良い食事を食べさせる

食事は、子どもが食べやすく消化の良いものを選びましょう。
おかゆや柔らかくしたうどんがおすすめです。
ゼリーやりんご、梨、桃も食べやすいとされています。

食欲があるときには、食べたいものを食べたいだけ食べさせてあげましょう。
食欲がないときには、無理に食べさせる必要はありません。

 

体温に合わせて衣服を変える

子どもは衣服によって体温が変わることがあります。
発熱しているときは、いつもよりも厚着をさせることが基本です。
手足や首をあたためてあげましょう。

熱がこもらないように注意し、汗をかいたら拭いたり着替えさせたりします。
手足が温まり、顔が赤く暑そうにしていたら、少しずつ衣服を薄くします。
熱が上がりきり、子どもが嫌がらないのであれば太い血管が通る部位を冷やしてあげることもおすすめです。

 

まとめ

子どもの熱が上がったり下がったりする理由や受診の目安をご紹介しました。

中和興産株式会社が運営するふしみの森めぐみ保育園では、病児保育を行っています。
子どもの熱は長引くことが多く、これ以上仕事が休めないママ・パパも少なくないはずです。
お気軽に病児保育の利用についてお問い合わせください。

 

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