子どもは夏風邪で下痢になる?下痢の原因や家庭での過ごし方とは

アイスクリームやゼリーなど、冷たい食べもの・飲みものが魅力的な夏。
暑さをしのぐために冷たいものを子どもに食べさせる家庭も多いでしょう。
食べすぎて下痢をすることもあれば、夏風邪などの症状として現れることも。

暑い季節はちょうど夏風邪が流行る時期でもあるため、下痢の原因として思い当たるものが多い家庭もあるかもしれません。
今回は、夏風邪をはじめとする子どもの下痢の原因や家庭での過ごし方をご紹介します。

 

子どもの下痢は夏風邪だけが原因ではない

夏風邪の主な症状は、発熱やのどの赤み・痛み、発疹です。
ですが、なかには下痢の症状が見られることもあります。

夏風邪のほかに、暑い季節には胃腸炎も流行します。
胃腸炎は下痢やおう吐を主な症状とする感染症です。
O-157をはじめとする病原性大腸菌やサルモネラ、カンピロバクター、ビブリオなどの細菌が原因とされています。

そのほかに、ノロウイルスやアデノウイルス、エンテロウイルスといったウイルスが原因の胃腸炎もあります。
原因を問わず、下痢はお腹のなかにあるウイルスや細菌を外に出そうとするため起こるもの。
早く回復させてあげるためにも、下痢止めを服用させることは控えましょう。

 

細菌性胃腸炎

細菌性胃腸炎は、いわゆる食中毒のことです。
サルモネラやカンピロバクター、ビブリオ、ブドウ球菌などの細菌を原因とします。
なかでもサルモネラが原因菌になることが多いようです。
加熱が不十分な生肉や生魚、生卵などを食べることで感染すると考えられています。

細菌性胃腸炎のなかでも、O-157には注意が必要です。
O-157を原因とする細菌性胃腸炎では、約10%の腎不全、1〜2%のけいれん、5%の致死率の可能性があるといわれています。
水溶性の下痢が見られ、5日ほどで血便に変化するところが特徴です。
O-157は熱を弱点とする細菌であるため、必ず75℃で1分以上の加熱調理を行いましょう。

 

ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎は、胃腸炎の約70%を占めるといわれています。
ロタウイルスやノロウイルスを原因とするウイルス性胃腸炎が有名です。
これまでは、冬に多い感染症とされてきました。
ですが、現在では年中見られるように。
保育園や幼稚園で夏に流行することも珍しくありません。

ロタウイルスは、1〜2歳以下で感染すると1割の子どもが入院を必要とするとされています。
世界的に見ると、年間数十万人が死亡している胃腸炎です。
ロタウイルスには、効果的な予防接種があります。
生ワクチンを接種することで、重症化を防ぐことに効果的です。

ノロウイルスは、ロタウイルスと比べると軽い症状で治まることの多い胃腸炎です。
ですが、感染力がとても強く、乾燥していても60日間生息し続けることが知られています。
そのため、保育園や幼稚園をはじめとする集団生活の場で大流行することも多いです。

ロタウイルスとノロウイルスは、どちらもアルコールを使って除菌することができません。
予防として除菌をしたいときには次亜塩素酸ナトリウムや熱湯を使いましょう。

 

子どもが夏風邪や胃腸炎で下痢のときの家庭での過ごし方

子どもの下痢をきっかけに、家庭内で感染が広がることも珍しくありません。
子どもが夏風邪や胃腸炎で下痢のときの家庭での過ごし方をご紹介します。

 

下痢の様子をよく観察する

子どもが下痢をしたら、様子をしっかりと観察しましょう。
普段と違う様子があれば、かかりつけ医を受診してくださいね。
観察すべき様子は以下の通りです。

・におい(酸っぱいにおいや腐ったようなにおいがしないか)
・血
・色(白っぽい色をしていないか)
・粘りや水っぽさ

 

脱水症状に気をつける

下痢によって体内の水分が排出されてしまいます。
とくに夏は普段以上に水分が失われがちです。
いつも以上に水分補給を心がけましょう。

脱水症状の判断は以下の通りです。

・唇や舌、粘膜の乾き
・顔色が青白い
・肌がカサつく
・目がくぼむ、眠そうな目つき
・排尿が半日以上ない
・尿量が少なくて色が濃い
・泣いても涙が出ない

 

食べられるものを食べさせる

体調を崩した子どもは、食欲が落ちてしまうことが多いです。
食べられるものを意欲があるときに食べさせましょう。
うどんやおじやなど、消化に良いものが食べやすいかもしれません。 

柑橘類や乳製品、砂糖の多いものは消化に悪いとされています。
ほかのものを食べられそうなときには、できるだけ避けると良いでしょう。

 

おしりの清潔を保つ

下痢によって、おしりがかぶれてしまうことも多いです。
子どもの肌はとてもデリケート。
かぶれてしまわないよう、すぐにオムツを替えてあげましょう。

おしり拭きの摩擦が気になるときには、ボトルにぬるま湯を入れて流してあげることもおすすめです。

 

まとめ

夏風邪をはじめとする子どもの下痢の原因や家庭での過ごし方をご紹介しました。
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