育児ノイローゼについて詳しくご紹介。気軽な相談が乗り越える近道に

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育児ノイローゼについて詳しくご紹介。気軽な相談が乗り越える近道に

2021.03.27

育児ノイローゼについて詳しくご紹介。気軽な相談が乗り越える近道に

育児ノイローゼという言葉を聞いたことがありませんか？育児によって精神的に追い詰められ、助けを求めている状態を指します。とはいえ、必ずしも自分で気付けるわけではありません。今回は、育児ノイローゼについて詳しくご紹介します。子育てをする人なら誰もが可能性を秘めています。いざというときのために、原因や症状、相談機関について知っておきましょう。

育児ノイローゼとは

ノイローゼとは、日本語に訳すと「神経症」を指します。うつ病をはじめとした精神疾患は、この20年間で身近な存在になり、イメージが湧きやすい人も多いでしょう。ノイローゼは正式な診断名ではありませんが、精神的な不調に用いられやすい単語です。育児ノイローゼは、子育てに関する精神的な不安や不調、ストレスによって起こると考えられています。

育児ノイローゼの症状とは

育児ノイローゼの症状には、下記が挙げられます。

・些細なことでイライラする

・思考能力の低下

・不眠

・社交性の低下

・悲観的になってしまう

・子どもへの関心や興味が薄れる

日々の育児による疲れやストレス、イライラの蓄積によって起こりやすいといわれています。

育児ノイローゼはさまざまな原因が引き起こす

育児による疲れは、誰にでも起こることです。この疲れが蓄積することにより、育児ノイローゼに繋がるといえます。また、「いま育児ノイローゼになっている」と自分で気付ける人はごくわずか。さまざまな原因によっていつの間にか心身に不調をきたしている人がほとんどなのです。ですが、原因について知っておくことで、いま自分がどんな状態であるのか気づきやすくなるでしょう。

ワンオペ育児をしている

「ワンオペ」とは「ワンオペレーション」の略です。1人ですべての仕事をこなす状況を指します。ワンオペ育児とは、育児に関する負担が1人にのしかかっている状態。パートナーや祖父母に頼れない、外部のサービスに頼れない状態で子育てを行うことを意味します。ワンオペ育児をしていると、息抜きのタイミングもなかなかありません。子育てに関する悩み相談や愚痴も発散しにくいでしょう。これにより、心身にストレスが重く加わることになります。

完璧主義である

「母親は〜〜であるべき」「この年齢は〜〜ができなければならない」などと考えてはいませんか？完璧主義な性格の人も、育児ノイローゼになりやすいといわれています。たしかに育児書やSNSにある子育て情報を参考にすることもあるでしょう。ですが、小さな子どもであっても1人の人間です。発達や成長には個性があります。もちろん親も1人の人間。子育てにおいて完璧はないのです。「〜〜しなければ」という気持ちが強い人も、子育てのストレスを抱えやすいといえます。

育児ノイローゼを相談できる場所はたくさんある！

育児ノイローゼを含む子育ての相談は、さまざまな場所ですることができます。自分の気持ちが追い詰められる前に気軽に相談しましょう。また、専門機関や子どもの知識に長けた人に相談することで、より気持ちが軽くなるはずです。子育ての相談に適した3つの相談場所をご紹介します。

心療内科

心療内科は、心の不調を専門とした病院です。精神的な病気のイメージが強いかもしれませんが、診断名のない症状にも親身になってくれます。どうすれば子育てと自分の心身の健康を両立できるのか、解決策を探してくれるはずです。病院によっては、アロマを芳香剤としていたりリラックス音楽をBGMにしたりしているところも。身体の力を抜ける環境が整えられています。育児ノイローゼに関する相談を得意とする病院を選ぶと良いでしょう。

子育て支援センター

子育て支援センターは、妊娠中から産後までのサポートをしている施設です。育児に関する相談も受け付けています。保健師が相談を聞いてくれるので、より話しやすい場所といえるでしょう。子育て支援センターは、乳幼児検診でもお世話になる場所。そのため、ほかの相談機関よりも、一人ひとりの子どもの成長を受け止めてくれるのです。子どもの個性を尊重したうえで、これから先どうしていくべきか一緒に考えてくれるでしょう。

保育園の一時保育

保育園の一時保育は、保護者のリフレッシュ目的でも利用が可能です。数時間から1日の預かりに対応しています。一度子どもと離れることで、気持ちが楽になることもあります。何度か同じ保育園を利用すると、子育てに関する相談もしやすくなるでしょう。保育園は、子どもの保育のプロです。子育てはもちろんのこと、成長や発達に関する相談も受けています。