赤ちゃんが何らかの原因によって体調を崩すと、ママ・パパはとても心配に思うでしょう。
なかでも、下痢はちょっとしたことでも起きるため、見かける機会も多いかもしれません。
赤ちゃんが保育園に通っていて下痢になると、どの程度で休ませるべきか困ってしまうことも。
今回は、下痢になった赤ちゃんが保育園を休む判断基準と、家庭でできる感染対策についてご紹介します。
赤ちゃんが下痢になった!どんな下痢は保育園を休ませるべき?
赤ちゃんはちょっとしたお腹の冷えでも下痢になることがあります。
「お腹がゆるいかも…でも大丈夫」と簡単に判断せず、いつもの様子と比較してくださいね。
以下の症状が見られるときには、保育園を休ませて病院を受診しましょう。
また、予防接種の内容によっても副反応として下痢が見られることも。
予防接種時に副反応の内容や保育園への登園の可否を確認しておくと安心です。
・24時間以内に2回以上の下痢を繰り返す
・食事のたびに下痢になる
・朝に排尿が見られない
・下痢のほかに腹痛やだるさなどがある
赤ちゃんの下痢はウイルス性胃腸炎が原因かも
赤ちゃんの下痢のなかには、ウイルス性胃腸炎が原因のものもあります。
ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスが代表的な感染症です。
ウイルス性胃腸炎は学校保健安全法の第19条によって、
「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」と定められています。
学校保健安全法は保育園にも適用されるもの。
必ずしも保育園に登園できないわけではなく、医師や保育園との相談が必要です。
とはいえ、赤ちゃんや子どもは感染症に対する免疫が低いと考えられています。
保育園は欠席になることが多いでしょう。
赤ちゃんの下痢は何日くらい保育園を休む?
学校保健安全法では、ウイルス性胃腸炎による明確な欠席期間を定めていません。
「下痢・嘔吐症状が軽快し、全身状態がよい者は登校可能」とされています。
まずは下痢の症状が軽快することが第一。
さらに普段どおりの食事ができるようになるまでは保育園を休みましょう。
おおよそ5日〜1週間が目安といえます。症状が完全に軽快しても、機嫌が悪いかもしれません。
そのときは元気に一日を過ごせるようになるまで、大事を取ってお休みする家庭も多いです。
保育園によっては二次感染の予防のために治癒証明書や登園届の提出が必要なこともあります。
病名の診断がついたときに保育園に確認してくださいね。
保育園を休まないために。家庭でできる赤ちゃんの下痢対策
保育園は赤ちゃんや子どもたちが集団生活を送る場であるため、感染症が広まりやすいです。
なかでもウイルス性胃腸炎は感染力が強いもの。ウイルス量がごくわずかでも簡単に感染してしまいます
。赤ちゃんが感染することにより、家庭内感染が広まる恐れもあるのです。
家族みんなが健康で過ごすためにも、下痢対策を行いましょう。
食品の加熱に注意する
ノロウイルスは85℃以上で90秒以上加熱することにより失活化します。
家庭で調理するときにも十分に加熱することを心がけましょう。
さらに、加熱することが少ない食材にもウイルスの付着が考えられます。
調理器具や調理環境にも気をつけてくださいね。調理の前には必ず手を洗うことが大切です。
エプロンやマスクをするとより安心して調理できるでしょう。
手洗いを徹底する
赤ちゃんの首がすわると、ママ・パパが抱っこすることで手洗いを行うことができます。
外出から帰ってきたときや食事の前には、赤ちゃんも手を洗いましょう。
難しいときにはウエットシートで手を拭いてもOKです。
アルコール入りのものを使っても良いですが、すぐに赤ちゃんが口に手を入れないよう気をつけてくださいね。
アルコールを使うと肌が乾燥しやすいため、保湿も心がけると良いでしょう。
アルコール入りのもので拭いたあとに、念のためにノンアルコールのものでもう一度拭くママ・パパもいます。
消毒セットを用意しておく
赤ちゃんが排出した下痢にはウイルスが含まれています。
オムツを替えたあとにはママ・パパは必ず念入りに手を洗いましょう。
赤ちゃんが活発に動くようになると、オムツから下痢が漏れたり周りに付着したりすることもあります。
掃除の一つとして消毒セットの使用が効果的です。
空のペットボトルと家庭用塩素系漂白剤によって消毒液を作ることができます。
下痢が直接付いた場所やものには濃度0.1%の消毒液を使いましょう。
500mlのペットボトルに、キャップ2杯分の漂白剤を入れます。
ペットボトルがいっぱいになるまで水を注いで混ぜると完成です。
衣類などのつけ置きには、濃度を0.02%まで薄めてくださいね。
札幌市内の保育園探しは中和興産株式会社へ
保育園に通う赤ちゃんの下痢についてご紹介しました。
札幌市内で保育園を運営する中和興産株式会社では、各園にて園児を募集しています。
見学・入園、一時保育についてお気軽にお問い合わせください。
↓中和興産株式会社の運営保育園はこちら↓
中和興産株式会社 運営保育園一覧
↓お問い合わせはこちら↓
お問い合わせ