赤ちゃんの脱水症状とは?知っておきたい必要な水分量や危険なサインを解説

暑い季節や外出が増える時期に心配なのが脱水症状でしょう。
テレビやSNSで取り上げられることも多く、赤ちゃんの脱水症状に関心を持っているママ・パパも多いはずです。
脱水症状は身近な反面、命にも関わるもの。今回は、赤ちゃんの脱水症状について詳しくご紹介します。
赤ちゃんの脱水症状や必要な水分量について知りたいママ・パパは参考にしてみてくださいね。

 

赤ちゃんに必要な水分量とは

水分は人間の体の多くを占めています。
大人の水分量は60%ですが、生まれたばかりの赤ちゃんでは80%を占めているのです。
さらに代謝が活発であるため、気づかないうちにたくさんの水分を失ってしまうこともあります。
赤ちゃんに必要な水分量は以下の通りです。

・新生児:体重1kgあたり60〜80ml

・乳児:体重1kgあたり100〜120ml

・幼児:体重1kgあたり80〜100ml

飲みものだけでなく食事にも水分は含まれているもの。
ですが、ママ・パパが意識して赤ちゃんに水分を取らせることが大切です。
また、大量に汗をかいたときや下痢・嘔吐があったときには、より多くの水分摂取が求められます。
赤ちゃんの体調を見ながら、適宜水分摂取を促しましょう。

 

赤ちゃんが脱水症状かも?危険なサインをチェック

赤ちゃんに脱水症状が見られたときには、速やかな病院受診が必要です。
以下のサインが見られたときには、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。

・大泉門(頭頂部前方にある柔らかい部分)がへこんでいる

・両目がくぼんでいる

・泣いても涙が出ない

・口内が乾燥している

・尿量がいつもよりも少ない

・ぐったりとしている

脱水症状が軽度である場合、赤ちゃんの排尿回数や量が少なくなります。
口内や唇の乾燥、のどの強いかわきが見られることも多いです。
脱水症状が中等度である場合、軽度の症状に加えて心拍数の上昇やふらつきが見られることがあります。
いつもよりも遊びの量が減っているときには注意が必要です。
脱水症状が重度である場合、ぐったりとしたりうとうとしたりする姿が見られます。
涙が出ない、チアノーゼが見られる、呼吸が速いなど、明らかに異変を感じることがほとんどです。
血液中の塩分濃度の変化によって、脱水症状が悪化することもあります。
重症となる場合、けいれんや昏睡を引き起こすことも。
明らかな脱水症状が見られたときには、救急外来を受診することが大切です。

 

赤ちゃんの脱水症状を防ぐために知っておきたいこと

赤ちゃんの脱水症状を防ぐためには、こまめな水分摂取が第一です。
まだ離乳食を開始していない場合には、母乳や育児用ミルクで十分に水分を摂ることができます。
離乳食を開始してしばらく経っている場合には、授乳のほかに白湯や麦茶で水分を取らせましょう。
入浴後や汗をかいているときはもちろん、こまめに水分摂取を促すことが大切です。
脱水症状が疑われる場合には、電解質を補給できる飲みものが適しています。
赤ちゃん用の経口補水液やイオン飲料などがおすすめです。
飲ませる前にかかりつけ医に種類や量を相談すると、より安心でしょう。
嘔吐したときには、吐き気が治まってから少しずつ飲みものを飲ませます。

 

欲しがるだけ飲ませて良い

マグやコップを見せると口を開く、手をのばすなど、欲しがる姿が見られたら満足するまで飲ませましょう。
1時間に1回など、タイミングを決めて誘うことも効果的です。自分で飲みものを飲む練習にもなります。
ただし、水分を摂らせすぎると食欲が落ちてしまう可能性も。
水中毒の可能性も否定できないため、ママ・パパが食事とのバランスを意識してあげることも大切です。
ざっくりと水分量を計算すると安心して飲ませられるでしょう。

 

飲ませるものに注意が必要

普段の水分摂取は、母乳や育児用ミルク、白湯や麦茶で問題ありません。
日頃からイオン飲料やスポーツドリンクを飲ませてしまうと、糖分や塩分を過剰に摂取してしまいます。
かえって赤ちゃんの体に悪影響を与えてしまうこともあるのです。下痢を引き起こしてしまう可能性もあります。
ほかの飲みものを嫌がってしまい、偏食のきっかけになってしまうことも。
イオン飲料やスポーツドリンクは、かかりつけ医の意見を聞いたうえで飲ませるシーンを限定することが大切です。
また、緑茶やウーロン茶といったカフェインを含むお茶や炭酸飲料、乳酸菌飲料なども水分摂取には適していません。
赤ちゃん用のジュースも虫歯の原因となるため、特別なときだけにしましょう。
牛乳も栄養面では魅力的ですが、飲ませ過ぎには注意が必要です。

 

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